はじまりはクーポン券

オリコのクレジットカードは、オリコ発祥の地・広島で1954(昭和29)年に「クーポン券」というかたちでスタートしました。作ったのは「広島県労商協同組合」で、現在のクレジットカードと同じように会員を募集して信用審査を行い「クーポン券」を発行していたのです。

クーポン券とは?

クーポン回数券タイプ
昭和20〜30年代前半のもの。

  • 「宿泊券などと組になった乗車券。商品券。無料優待券。割引券。ストアクーポンとメーカークーポンの2種類がある。(「IT用語/カタカナ・略語辞典(株式会社集英社発行)」より)」
  • 「各種回数券、切り札、予約通し切符などのこと。信販業界では、昭和20年代から30年代中頃にかけて掛売りの手段としてクーポン券制度を採用していた。これが後にクレジットカードにとって代わられる。(「クレジット・金融用語辞典(社団法人金融財政事情研究会)」より)とあります。

当時のクーポン券の種類

回数券タイプ

クーポン回数券タイプ
昭和20〜30年代前半のもの。

オリコが発行していたクーポン券は、100円・200円・500円の金券がひと綴りになっていて、お客さまはこれを購入金額に応じて切り離し、ショッピングをしていました。当時の限度額は3カ月で3〜5千円でした。

小切手タイプ

クーポン小切手タイプ
昭和30年代後半〜40年代のもの。

その後、クーポン券は小切手スタイルの券が何枚か綴られるようになりました。券面には利用金額を書く欄と分割回数に丸を付ける欄があり、お客さまはそれを記入して商品を購入しました。こちらの限度額は3ヶ月で1万円でした。