オリコとMastercard、バーチャル・カード番号を利用したMastercardの企業向け決済サービスを国内で初めてH.I.S.に導入〜 Purchase Controlが決済業務の効率化を支援 〜
2013年7月16日
オリエントコーポレーション(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:齋藤雅之、以下、オリコ)とMastercard(本社:ニューヨーク州パーチェス、日本地区プレジデント:ロバート・R・ルートン、以下、Mastercard)は、株式会社エイチ・アイ・エス(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:平林 朗、以下、H.I.S.)に、Mastercardの企業向け決済ソリューションであるPurchase Control(パーチェス・コントロール)を活用したバーチャル・カード番号※1(以下、VCN)による決済サービスを、日本の企業で初めて導入し、夏の旅行シーズンに向けて今後本格的に稼働を開始します。
Purchase Controlの導入により、H.I.S.では海外ホテル予約サイト『H.I.S.VACATION』(http://hotels.his-vacation.com/jp/jp/Top/)を通じたお客様の予約から海外ホテルとの精算に至るまでの一連の照合作業を大幅に軽減することが可能になります。また、提携先の海外ホテルにとっても請求精算業務が大幅に軽減されるため、H.I.S.と提携先ホテルの双方において決済業務の効率化が実現されます。
H.I.S.は、オリコが発行するパーチェシング・カード※2を使い、『H.I.S.VACATION』を通じたお客様の予約ごとにPurchase Controlを利用して個別のVCNを発行します(下図参照)。発行されたVCNを予約ごとの決済に利用することで、予約から精算までのプロセスを個別のカード番号で一括して管理することが可能になります。
昨今、スマートフォンなどの普及により消費者のインターネットを通じたホテル予約のニーズは年々高まりを見せる一方、旅行会社と各ホテルにとっては、予約ごとの請求精算業務が膨大になり、負担が大きくなっていました。旅行会社はPurchase Controlを利用することにより、これらの業務を効率化できるだけでなく、ホテルの取扱数も増やすことができ、お客様に対しても豊富な商品ラインナップを提供することが可能となります。
- ※1一回のみ利用可能なカード番号
- ※2企業向けの取引先との決済専用のカード

Mastercard Purchase Controlを活用した決済サービスのスキーム図
- Mastercard Purchase Control(マスターカード・パーチェス・コントロール)について
- Mastercard Purchase Controlとは、B2B決済におけるパーチェシングカード(調達専用のカード)のセキュリティ強化を目的に開発され、導入企業のニーズに応じてカスタマイズした利用制限付きのバーチャル・カード番号(VCN)を発行する機能を備えたプラットフォームです。導入企業は、パーチェシング・カードとして、利用金額、利用回数、利用期間、利用時間、利用国、通貨等の利用制限付きのVCNをB2B決済に導入することにより、セキュリティ強化だけでなく、発注・精算業務における照合作業も大幅に削減することが可能になります。
- Mastercardについて
- Mastercard(NYSE:MA)は、世界の決済業界におけるテクノロジー企業であり、世界最速の決済ネットワークを運用し、世界210を超える国や地域の消費者、金融機関、加盟店、政府、企業を繋いでいます。多くの人にとってショッピング、トラベル、事業経営、財務管理など日々の商取引がよりシンプルで、安全かつ効率のよいプロダクト及びソリューションを提供しております。詳細はwww.mastercard.co.jpをご覧ください。MastercardのニュースをフォローするにはTwitterで@mastercardnewsへご登録いただくか、公式ブログCashless Conversations Blog(英語)、Newsroom(英語)をご覧ください。