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サステナビリティ

サステナビリティマネジメント

オリコがめざすサステナビリティ、推進体制、マテリアリティなどについてご紹介します。

オリコがめざすサステナビリティ

私たちは、「その夢の、一歩先へ」というパーパスを掲げています。これには、お客さまをはじめとするステークホルダーの皆さまのパートナーとして、一人ひとりのいまと未来に親身に寄り添い、真摯に向き合い、時には熱意をもってリードするという私たちの想いが込められています。

私たちがめざすのは、誰もが豊かな人生を実現できる持続可能な社会。イノベーションの力で様々な社会課題を解決し、未来の世代へと継承していきたいと考えています。

そのために、私たちは信頼されるパートナーとして、すべての企業活動を通じて社会に貢献し、社会価値と企業価値の両立を追求してまいります。

サステナビリティ推進体制

サステナビリティ推進体制

マテリアリティ

マテリアリティ

サステナビリティ取組項目の特定プロセス

当社は、事業を通じた社会課題解決の実践およびマテリアリティの達成のために、中期経営計画と連関した具体的取組・KPIを下記のプロセスのとおり設定しました。
取組を推進することで、社会課題解決に寄与する新規事業創出や組織変革につなげ、社会価値と企業価値の両立を図っています。

1 マテリアリティの特定 10年後の当社のめざす姿、めざす社会を定め、その実現に向けて優先的に解決すべき重要課題(マテリアリティ)を特定 2 取組項目の選定 社会課題解決を踏まえ立案した部門・グループの戦略のなかから、マテリアリティに紐づく取組項目を選定 3 重要度の分析 「ステークホルダーからの期待や要請」と「オリコの戦略上の重要度」の二軸でマッピングし、優先順位の高い取組を素案として選定 4 取組項目の決定 サステナビリティ委員会にて審議および取締役会に報告の上、取締役社長にて決定

2022年度ー2024年度の主なサステナビリティ取組と目標

マテリアリティごとに具体的な取組の内容や目標・KPIを定め、PDCAサイクルを着実に回すことで目標を達成し、さまざまな課題の解決による社会価値の創出と企業価値の向上をめざしています。

安全・安心で利便性の高いキャッシュレス社会実現への貢献

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
クレジットカードの利用拡大
  • クレジットカード会員基盤拡充
  • デビットカードの推進強化
  • アクワイアリングの推進強化

日本における2025年キャッシュレス比率40%の実現に向けて、カードショッピング取扱高を3.5兆円へ拡大

  • 8 働きがいも経済成長も
クレジットカードの利用拡大を通じたキャッシュレス決済推進により消費者の利便性向上に寄与します
ビジネスカードの利用拡大 顧客ニーズを捉えたビジネスカード、融資商品の推進強化
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
事業性分野におけるキャッシュレス決済を推進することで、中小企業、個人事業主の生産性向上に貢献します
新たなキャッシュレス決済サービスの提供
  • QRコード決済(即時利用)の開発
  • デジタルカードの開発
  • BNPLを新商品として開発
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
新たな商品・サービスの開発を通じて、多様なキャッシュレス手段を提供し、更なる利便性向上に貢献します
情報セキュリティ対策の強化 デジタル技術を活用した新たなツールの導入などによる、クレジットカード不正利用対策の強化
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 16 平和と公正をすべての人に
決済サービスを誰もが安心して利用できる環境を提供します

金融ノウハウの活用を通じた新たな顧客体験価値の創造

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
審査業務の自動化
  • 申込Web化、自動審査などの推進
  • お客さま接点のデジタル化
    (SMSによる契約意思確認、各種案内のデジタル化など)
  • クレジットカードにおけるAI与信の高度化

質の高いサービスの提供およびお客さまの利便性向上に向け、受付・審査業務の完全自動化率の倍増

  • クレジットカード自動化率80%以上
  • 合計自動化率40%以上
  • 8 働きがいも経済成長も
業務の自動化の推進により、お客さまの利便性向上および高品質なサービスを提供するとともに、生産性の向上を実現します
デジタル技術を活用した顧客体験価値の提供
  • マーケットイン型の新商品・新サービスの創出
  • エンベデットファイナンスの実現
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
デジタル技術を活用した革新的なソリューションの開発により、新たな体験価値を提供します
エシカル消費に対する新たなビジネスモデルの構築 環境も含むエシカルをテーマにしたプラットフォームビジネスの展開
  • 12 つくる責任つかう責任
エシカル消費を促進するプラットフォームビジネスを展開し、消費者の社会課題解決への取組を支援します
金融機関との連携による新たな金融サービスの開発 AIの活用やフィンテック企業などとの連携による金融サービスの開発(データマイニング、個人ローンのマッチング、即時審査など)
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
新たなサービスの開発を通じて、お客さまが最適な金融商品を選択し利用しやすい環境を提供します
東南アジアにおけるオートローンのデジタル化 将来市場を見据えたDX化とデジタル戦略の展開
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
デジタル技術を活用した革新的なアプリの開発や審査時間の短縮により、お客さまの利便性向上および高品質なサービスを提供します
お客さま満足度向上
  • いつでも、どこでも、簡単にお客さまが問合せできる環境整備 (eオリコなどUX改善・機能拡充)
  • 自動音声応答・音声テキスト化の実装
  • 督促のデジタル化(ワンタイムサイトによる案内)
  • FAQの充実やチャットボットの個品対応などのノンボイスチャネル拡充
  • 障がいのある方や問合せが困難な方への顧客対応力強化
  • 8 働きがいも経済成長も
さまざまなシーンにおいてお客さまの体験価値を高めることで、お客さまとの信頼関係を向上させます
若年層・高齢者・障がい者などに対するリテラシー向上支援
  • 若年層・高齢者・障がい者などに向けたクレジットリテラシーの向上を目的とした啓発活動
  • 小、中、高校生への金融リテラシー教育の拡大
  • クレジットリテラシー啓発Webページの稼働、およびコンテンツ更新
  • 1 貧困をなくそう
  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
誰もがお金に対する正しい知識を身に付け、安心して金融サービスを利用できる社会の構築に貢献します
ESG調達の継続実行
  • ESG調達を毎期継続的に実行
  • グリーンボンド・ソーシャルボンドに加え、サステナビリティボンド、サステナビリティリンクボンド/ローンなどの新手法を検討
  • 8 働きがいも経済成長も
SDGsへの達成に貢献することを目的としたESG調達を進めるとともに、お客さまへ継続的に商品・サービスを提供します

脱炭素・循環型社会実現への貢献

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
事業運営における温室効果ガス排出量の抑制およびエネルギー使用量の削減
  1. 社有車のエコカー(EV・FCV・HV・低燃費車両)への切替を促進
  2. 社有車総台数の縮減
    • エコカー切替や社有車縮減によるガソリン使用量削減、オンライン営業推進などによる走行距離削減にてCO2排出量を削減
  3. エネルギー使用量の削減
    • 省エネ・再エネ機器の更なる導入
    • 自社ビルでの省エネ機器更新
    • 再エネルギー・再エネ機器導入の検討
  1. 社有車の100%エコカー化に向けた切替推進、エコカー比率75%以上
  2. 総台数10%縮減
  3. エネルギー使用量2021年度比3%削減(原単位ベース)
  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 13 気候変動に具体的な対策を
温室効果ガス排出量の抑制とエネルギー使用量の削減を通じて、脱炭素社会へ貢献します
業務プロセスにおけるペーパーレス化の推進
  1. デジタル化による紙の使用量削減
    (申込書・コピー帳票800種、カード発券封入物、事業性商品契約書、経理帳票)
  2. オリコグループ全体のコピー用紙購入量削減
  1. CO2削減量800t相当/年の紙の削減
  2. コピー用紙購入量2021年度比15%削減
  • 12 つくる責任つかう責任
オリコグループ全体で限りある資源の有効活用を推進することで循環型社会に寄与します
EV取扱の拡大・環境商材の推進
  • 地域ディーラーとの協業によるV2H普及支援
  • オートリース事業における車両調達網を駆使した地域EV普及促進
  • 太陽光、蓄電池など、環境商材向け新スキーム・新商品の導入
  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 12 つくる責任つかう責任
金融サービスを通じて環境に優しい商品の普及を促進し、脱炭素・循環型社会の実現に貢献します

東南アジアにおけるEV市場発展への貢献

  • 東南アジア市場の動向調査
  • EVメーカー、新車ディーラーへのアプローチ強化

持続可能な地域づくりへの貢献

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
強みを活かした東南アジアにおける金融商品の提供

オートローンビジネスの拡大

  • 各国の市場動向を見据え、拠点展開によるマーケット拡大
  • 豊かな市民生活の実現に向け取扱高1,335億円に拡大
  • オートローンなど利用件数6.5万件へ拡大
  • 8 働きがいも経済成長も
国ごとに最適なサービスを提供し、東南アジアにおける自動車市場の発展に貢献します
中小企業・個人事業主などへの信用供与拡大

売掛金決済保証事業拡大

  • 保証ファクタリングの本格展開と買取ファクタリングの開発、リリース
  • 「スマートプラン(債権譲渡型)」の商品改良による大型提携先の開拓

地域社会における信用仲介機能の更なる充実に向け売掛金決済保証取扱高を3,000億円へ拡大

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
安心して取引できる企業間取引環境を提供し、中小企業・個人事業主のサポートを通じて地域経済活性化に貢献します
地域金融機関との協業を通じたサステナブル商品の提供

金融機関と連携したサステナブル商品の開発(脱炭素型多目的ローンなど)

地域の課題解決につながるサステナブル商品を開発し10以上の金融機関と提携

  • 11 住み続けられるまちづくりを
地域の課題に応じた金融商品・サービスの提供を通じて地方創生に貢献します
金融商品を通じた中小企業、個人事業主の支援による地域経済活性化
  • 金融機関と連携した事業性ローンの取組や地域活性化につながる新サービスの開発(企業の販路拡大、ビジネスマッチングなどを想定)
  • 加盟店向け設備、機材の紹介とファイナンスリースの提供
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
中小企業への信用供与と事業支援につながるサービスの提供により、地域経済活性化を支援します
安心の住まい提供

家賃保証事業の拡大

  • 本体営業店との連携による大型加盟店、地域有力加盟店の開拓
  • 業界で進捗する契約電子化に向けた対応
  • 11 住み続けられるまちづくりを
都市部だけでなく地方での安心の住まい提供を支援し、街づくり・地域活性化に貢献します
当社リソースを活用した地域活性化支援 金融ノウハウや商品・サービスなどの当社リソースの活用による地方自治体との対話と協業
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 11 住み続けられるまちづくりを
当社リソースの提供を通じ自治体と協業することで、地域課題の解決を図ります

人材の多様性と育成および働き方改革

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
多様な人材が活躍できる環境の整備

管理職候補層の意識改革
女性が活躍できる環境の整備

個性ある多様な人材が活躍する組織をめざし女性活躍を推進

  • 女性管理職比率(課長クラス以上)
    2025年3月まで:27%以上
    2027年3月まで:30%以上
  • 女性管理職比率(部室長相当職)
    2025年3月まで:9%以上
    2027年3月まで:12%以上
  • 5 ジェンダー平等を実現しよう
多様性を活かす取組を推進することで、社員一人ひとりがイキイキと働ける環境を整備します

男性の育児休業取得の促進

性別に関わらず仕事と家庭の両立ができる社会をめざし、男性の育児休業取得率100%を実現

  • 8 働きがいも経済成長も

サーベイを活用した社員エンゲージメント向上

社員エンゲージメントスコアBBBへ向上
(AAA-DDの11ランク中3ランクアップ)

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
社員⼀⼈ひとりの挑戦意欲に応える、⾃律的なキャリア形成⽀援策の拡充

挑戦意欲に応える施策の拡充

  • 他社の海外・デジタル部門などで鍛錬する場の提供
  • 副業・レンタル移籍を通じた社外での就業機会の提供
  • 社内公募

スタートアップ企業での副業やトレーニーを含めた社内外での新たな経験付与プログラムに3年間で200名参加

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
多様な学びの機会と場の提供を通じて、あらゆる場面で活躍できる社員を育成します

DX素養を有する人材(DX推進人材)の拡大

  • DX人材育成プログラム構築
  • DXカルチャーの醸成

DX素養を有する人材(DX推進人材)を3,000人に拡大

学習コンテンツの充実

学ぶ機会提供施策の展開
(eラーニングの拡充、オンラインセミナーの実施による幅広い学習コンテンツの提供)

ワーク・ライフ・バランスの推進

有給休暇取得率向上などを通じた総労働時間の適正化

ワーク・ライフ・バランスの定着化に向けて有給休暇取得率70%以上を実現

  • 8 働きがいも経済成長も
メリハリのある働き方を推進し、社員のやりがいを高め生産性を向上します
人権に関する取組 職場内人権啓発に関する研修の実施
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 10 人や国の不平等をなくそう
  • 16 平和と公正をすべての人に
人権啓発を通じて企業活動における根幹的な社会的責任を認識し、人権に配慮した企業活動を行います

ガバナンスの強化

取組項目 取組内容・
KPI(2024年度)
SDGs 実現すべき社会価値/企業価値
リスクアペタイト・フレームワークの運用体制の確立
  • 配賦RC、RAF運営フローの確定・規程整備
  • 信用・市場・オペリスクを踏まえた資本余力の算出と成長分野へ配賦
  • サブPFごとの戦略・計画策定と進捗管理
  • 16 平和と公正をすべての人に
ガバナンス体制の一層の充実により、持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現します
ESG評価の改善に向けた取組
  • プライム市場に適合したガバナンス体制整備と評価機関との質の高いコミュニケーション
コンプライアンス態勢の整備・高度化
  • 新たなコンプライアンス行動規範策定(「新オリコード」)
  • 「新オリコード」の社内浸透、社員啓発を目的とした教育・研修体制の整備
  • 海外グループ会社社員にも対応したオリコード作成、浸透の実施

サステナビリティレポート

サステナビリティに関する基本的な考え方や取り組み、今後の方向性などを掲載しています。
2023年度からは統合報告書を発行しています。

サステナビリティレポート2020(2020年7月発行)