金沢中央信用組合とインバウンド需要取り込みに向け連携を開始 〜決済サービスのインフラ整備による地域キャッシュレス化を促進〜
2019年3月8日
株式会社オリエントコーポレーション(東京都千代田区、代表取締役社長:河野 雅明、以下「オリコ」)と金沢中央信用組合(石川県金沢市、理事長:山口 孝)は、インバウンド対応強化を目的に、訪日中国人向け電子決済サービス「アリペイ(支付宝/ Alipay)」(※1)及び「ウィーチャットペイ(微信支付/ WeChat Pay」)」(※2)の拡充に向けて業務連携を行います。
石川県は、豊富な観光資源から訪日外国人からの人気が高く、アジアからの訪日リピーターが増加したことから、2017年の外国人宿泊者数は対前年比114.5%の60万人となり、5年連続で過去最高を記録しております(※3)。また、全国の2018年の訪日外国人旅行消費額は過去最高の4.5兆円となり、そのうち中国は34.1%の1兆5370億円とトップシェアを占めております(※4)。
オリコは、2016年8月から提供しているアリペイに加え、2018年10月からウィーチャットペイの提供を開始しており、モバイル決済サービスの拡充により、増加するインバウンド需要の取り込みに向けた支援を強化しております。このたび金沢中央信用組合と業務提携し、取次ぎを受けたインバウンド需要のある取引企業に対して、アリペイ、ウィーチャットペイの決済インフラを提供します。この協業により、地域企業の決済サービスの環境整備を行い、キャッシュレス化の促進を通じて地方創生に貢献してまいります。
金沢中央信用組合について
大正13年に設立した歴史ある協同組合組織金融機関です。石川県内において事業を営む中小規模の事業者、勤労者、その他の協同組織、住民が組合員となって、業域・地域の発展と生活者の皆さまの生活向上、ならびに組合員本位の金融仲介機能の発揮に取り組んでいます。
- ※1アリペイは、アント フィナンシャル サービスグループが提供する世界有数の決済およびライフスタイルプラットフォームです。海外でも中国人向けのオフライン決済サービスを世界50以上の国と地域で提供しており、グローバルパートナーを合わせたアクティブユーザー数は10億人以上となっています。アリペイの決済を通じた免税サービスは35の国と地域で提供しています。また、250以上の海外金融機関および決済ソリューションプロバイダーと協力して、海外を旅行する中国人観光客および中国の越境ECサイトを利用する海外顧客の決済を可能にしています。現在27の通貨で利用できます。
- ※2中国のテンセント(騰訊)が無料インスタントメッセンジャーアプリ「ウィーチャット(微信)」ブランドの下で提供する電子決済サービスです。
- ※3出展:「統計からみた石川県の観光 平成29年」(石川県観光戦略推進部 2018年12月発行)
- ※4出典:「訪日外国人消費動向調査 2018年全国調査結果(速報)」(観光庁 2019年1月16日公表)