オリエントコーポレーション企業情報サイト

株主・投資家情報 (IR)

統合報告書

オリコの成長戦略事業面から カード・融資事業

キャッシュレス社会の進展のなかで、安全と安心をお届けする機能に加えて、デジタルテクノロジーを活用した新しい体験価値の創造により、お客さまの生活を、より便利で愉しいものにしていきます。 常務執行役員 カード・ペイメント部門長 仙波 陽平

お客さまに「安全・安心・便利」を体感いただけるオリコのクレジットカードです。
魅力的なポイントプログラムや多彩な提携カードなど、お客さまの幅広いニーズに対応しています。

プロパーカード 年会費無料で、カードショッピング100円につき1オリコポイントがたまるポイント高還元率なOrico Card THE POINTなど、お客さまの幅広いニーズに応える機能性に優れたサービスを提供しています。
提携カード みずほマイレージクラブカード/THE POINT、エディオンカード、コストコグローバルカードなど、ビジネスパートナーとともにお客さまのニーズに沿ったカードを提供しています。
なお、現在、約1,500種類を提携カードとしてラインナップしており、引き続きお客さまへ魅力的なサービスを提供していきます。

中長期でのめざす姿

テクノロジーの進化や新型コロナウイルス感染症によるライフスタイルへの影響など、ペイメント業界を取り巻く環境は日々変化しています。このような環境変化を重ねながらも中長期的にキャッシュレス社会は一層の進展が予想されますが、当社では、クレジットカードなどの事業を通じてお客さまに「安全と安心」「便利で愉しい」価値を提供することを使命と位置付けています。ありふれたポイント還元や優待クーポンにとどまらず、全面刷新を予定しているデジタルコミュニケーションプラットフォーム「eオリコ」を通じ、当社のクレジットカードを利用いただいている約1,100万人のお客さま、当社のオートローンなどを利用いただいている約400万人のお客さまを中心に、それぞれのお客さまに適したパーソナライズドサービスを提供します。また、大手クレジットカード会社初となる性能規定与信やスマートフォンに搭載するデジタルカードなどデジタルテクノロジーを活用した商品・サービスの開発により、カード申込や利用におけるお客さま体験を大きく変えていきます。

事業活動を通じて取り組むべき社会課題

クレジットカード業界では、ECサイトなどのオンライン取引を中心に不正利用が増加しており、不正利用防止対策の強化は業界全体の課題となっています。当社では、不正検知システムへのAI機能搭載やワンタイムパスワード導入による本人認証サービスの高度化など様々な対策を実施することで、お客さまが安心してクレジットカードをご利用いただける体制づくりに取り組んでいます。
また、ペイメント市場における個人のキャッシュレス比率は着実に向上していますが、低水準にとどまっている法人のキャッシュレス比率向上は日本経済の生産性向上の観点から極めて重要です。当社は、この課題の解決に向けて、事業者間取引の請求書カード決済サービス「OBS(Orico Business payment for SME)」を積極的に推進しています。これからも、中小企業・個人事業主さまの会計業務DXに貢献するサービスラインナップの拡充を進めていきます。

市場環境認識(中長期の市場変動見通し)

テクノロジーが日進月歩で進化し、デジタルネイティブ世代が社会のなかでの存在感を高めてくるなかで、ペイメントシーンにおけるお客さま体験は大きく変貌していくことでしょう。10年前にQRコード決済※がこれほど普及するとは想像できなかったように、10年後のペイメント市場がどのような姿をしているのか、思い描くことは簡単ではありません。現在、キャッシュレス決済の8割強を占めているクレジットカードもその地位を維持できないかもしれません。ただ、一つ言えることは、個人・法人ともにペイメント市場におけるキャッシュレス化は進展し続けるであろうということです。FinTech企業や異業種企業の市場参入も続くでしょう。この拡大・進化するペイメント市場において、当社は、長い経験で築き上げた国内外での決済ネットワークと信用力、高度なセキュリティ、豊富な人材という財産を有しています。当社の経済圏において安全で安心、便利で愉しいサービスに磨きをかけるとともに、新規参入企業に対し必要なペイメント機能を提供することで、市場の成長から果実を得ていきたいと考えています。

※ QRコード決済とは、スマートフォンを活用したキャッシュレス決済手段です。なお、QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

事業の特徴、市場優位性

当社には、85万店の加盟店網、約1,100万人のクレジットカード会員、約400万人のオートローンなどの個品割賦を利用するお客さまがいらっしゃいます。全面リニューアルを予定している「eオリコ」を通じたデジタルコミュニケーションの推進とテクノロジーを活用した斬新な商品・サービスの提供によりお客さまにとっての新しい体験価値を創出し、「オリコ経済圏のお客さま」との深い繋がりを築いていきたいと思います。

強み
Strength
  • 多様なファイナンスニーズを有する約1,500万人のお客さま
  • 85万店の加盟店や提携カード先など、全国に広がる幅広いネットワーク
  • デジタルテクノロジーを活用した先進的な商品開発力
課題
Weakness
  • 約1,500万人のお客さまとのデジタルコミュニケーションの強化と取引重層化
  • クレジットカードの不正利用防止対策の一層の強化
機会
Opportunity
  • 個人・法人のペイメント市場におけるキャッシュレス化の一層の進展
  • デジタルテクノロジーの進化による金融商品・サービスの一段の多様化
脅威
Threat
  • FinTech企業や異業種からのペイメント市場参入による競争環境の激化
  • ペイメント手段多様化や乱立による開発コスト増大
  • クレジットカード業界におけるポイント還元競争などによる収益性の悪化

2022年度の概況

カードショッピングの取扱高は、生活関連などの大型提携カードの推進で前年比10%増と拡大基調が継続しており、引き続き拡大を見込んでいます。

カードショッピング 2020年度の取扱高は24,350億円、事業収益は501億円 2021年度の取扱高は26,728億円、事業収益は518億円 2022年度の取扱高は29,487億円、事業収益は523億円
融資 2020年度の取扱高は957億円、事業収益は218億円 2021年度の取扱高は995億円、事業収益は190億円 2022年度の取扱高は1,001億円、事業収益は181億円

2022年度のトピックス

新しい提携先8社と「cheeky SBI e-Sportsカード」や「ブルーロックオリコカード」、人気ゲームシリーズの「カプコン オリコカード~ドラゴンズドグマ~」など、若年層を主なターゲットとした各種提携カードをリリースしました。
また、「SBI証券との個人向け資産運用サービスの協業」や「事業者間取引の請求書カード決済サービスOBSの開発」など、新しいビジネスの取組も加速しています。