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代表取締役社長 飯盛 徹夫

代表取締役社長 飯盛 徹夫

お客さま起点で
新たな価値を創造する
新時代の金融サービスグループに
向け、変革を進めてまいります。

平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

世界規模での半導体の供給不足や金利上昇等により我が国の経済情勢も不安定ななか、当社は2025年3月期を最終年度とする3ヵ年の中期経営計画「Transformation Now!~お客さま起点で価値を創造する新時代の金融サービスグループへ~」をスタートしました。
初年度である2023年3月期においては、リスクリターン・コストリターンに基づく事業ポートフォリオ運営のもと、重点領域である決済・保証事業、海外事業は順調にトップラインを拡大するとともに、将来のビジネスの柱となりうる新規事業の探索においても、事業者間カード決済サービスへの進出、EV普及や空き家活用等、環境・地域社会等の社会課題解決に資するビジネスモデルの創出等にも着手しました。
また、事業運営の土台となる経営基盤については、東京証券取引所プライム市場上場企業として、より信頼性の高いガバナンス体制構築を目的とした監査等委員会設置会社への移行や人事制度の抜本的な見直しを含めた新たな人財戦略の策定等を進めました。更に、イノベーティブな先進テック企業に相応しく、デジタル技術を活用した新たな商品・サービスの創出に注力するとともに、基礎的なデジタル技術の知識・スキルを有する「DX推進人材」として3,000人以上認定する等、DX戦略も本格的に推進しております。

2024年3月期につきましては、3年以上続いた新型コロナウイルス感染症の影響は概ね収束し社会経済活動の正常化に伴い個人消費は持ち直しの動きが続く一方、世界的なインフレとそれに伴う金利上昇、米国発の金融市場の混乱などを背景に、経済の先行きは引き続き不透明な状況と認識しております。
そうしたなか当社は、社会価値と企業価値の両立をめざす「サステナビリティ」を経営の軸として推進していくとともに、4つの事業戦略( ①重点市場の深耕と新規事業の探索 ②顧客ニーズを起点としたマーケットイン型営業の確立 ③異業種・先端企業との協働による新たなサービスの創出 ④プロセスイノベーションの深掘)を着実にすすめてまいります。また、金利上昇などの環境変化を踏まえ、事業ポートフォリオ運営を一段と徹底し、個品割賦事業などの改善が必要な分野におきましては事業構造の抜本的見直しを加速させ、持続的成長に向けた強固な収益基盤を確立してまいります。

みなさまにおかれましては、今後も一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。

2023年7月
代表取締役社長

飯盛 徹夫