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サステナビリティ

インクルージョン&ダイバーシティ

全従業員が互いを認め、尊重しあい、一人ひとりが、持続的に活躍・成長できる企業風土と働く環境の確立をめざしています。

私たちの考えるインクルージョン&ダイバーシティ

“インクルージョンを変革の活力に”~「インクルージョン」ファーストの背景~
当社は、「ダイバーシティ」は、多様な人材が社内にいるだけでなく、それぞれの個性が発揮され、自由な発想で変革を生み出し当社の競争力を高めること、すなわち「インクルージョン」を実現して初めて「ダイバーシティ」の真価が発揮されると考えています。
一般的には、ダイバーシティ&インクルージョンと言われることが多いですが、当社は「インクルージョン&ダイバーシティ」としています。

人事・総務グループ長メッセージ

“インクルージョンが未来を創る”
当社は、「その夢の、一歩先へ Open the Future with You」をパーパスに掲げ、お客さまの期待を超える新たな価値を創造し続ける企業です。その実現に向け、私たちが最も大切にすべきもの――それが「インクルージョン」です。
多様な価値観や経験を持つ人々が集うだけでは、真の変革は生まれません。重要なのは、一人ひとりが安心して自分を表現できる環境を整え、多様な視点を掛け合わせ、新しい発想を生み出すこと。それこそが、インクルージョンの力です。
当社は、あらゆる違いを尊重し、それぞれの強みを活かし合う文化を築くことで、より革新的で、より柔軟な組織へと進化していきます。インクルージョンこそが、私たちの未来を切り拓く鍵であり、それを当たり前のものとして根付かせることが、企業の持続的成長につながると確信しています。
全従業員が、自分らしく輝きながら挑戦できる環境をつくるために。私は、全社を挙げてインクルージョンを推進していきます。

2025年6月
取締役 専務執行役員
人事・総務グループ長 兼 業務統括部担当 兼 企画グループカルチャー変革担当
松岡 英行

インクルーシブな企業風土の醸成

全従業員の意識改革と企業風土の醸成を主な目的として、2023年より毎年5月をインクルージョン&ダイバーシティ月間と位置づけ、インクルージョン&ダイバーシティを自分ごととして考え理解を深める機会を提供し、全従業員の意識啓発を図っています。

「#わたしのI&D宣言」
全従業員が「実現したい社会」や「取り組みたいこと」を宣言し行動目標を掲げることでインクルージョン&ダイバーシティの定着を図っていきます。

「D&I検定(3級)」
DEIの基礎知識の習得と「自分事化」の加速を目的として、株式会社JobRainbowが運営するD&I検定(3級)の受検を推進し2024年度は490名が合格しました。

D&I検定3級合格者数 490名

※2025年3月末時点

その他、誰でも参加可能な「ERGイベント」「女性役員とのトークセッション」「パパ育休トークセッション」「アスリート応援イベント」など、インクルージョン&ダイバーシティを身近に感じられるイベントを開催しています。

女性活躍推進

変化の激しい市場環境に対応し、柔軟性とスピード感を持って事業を推進していくため、次世代を担う管理職層の多様性の確保は当社の持続的成長にとって重要な課題の一つであると認識しています。
当社の正社員の65.5%は女性が占め、さまざまな分野で活躍しています。管理職として活躍する女性社員は約400人おりますが、今後も多様な価値観や意見を取り入れながら企業価値向上につなげていきます。
推進体制として、本社内に多様な人材が活躍できる環境の整備を推進するインクルージョン&ダイバーシティ推進室を設置し、女性社員向け研修の充実、ワーク・ライフ・バランス実現に向けた取組を強化しています。
当社は、全ての女性社員がさまざまなキャリア目標にチャレンジできる環境を整え、更なる活躍領域の拡大を促進するため、女性社員が自律的に成長し活躍できる環境を構築するとともに、女性社員を対象とした階層別研修やマネジメント研修、上位職(部長級)候補者育成プログラムなど、女性リーダー育成の取組を行っています。今後は、社員の成長機会を阻害するアンコンシャスバイアス排除に向けた研修や意欲ある人材の積極的登用などを通じて、取組を一層強化していきます。

女性管理職比率

部室店長相当職 オリコ単体 14.7% 国内連結 14.1%

※2025年4月末時点

課長クラス以上 オリコ単体 29.0% 国内連結 28.3%

※2025年4月末時点

女性活躍に関する行動計画

2016年4月1日に施行された「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(女性活躍推進法)」に基づき、当社は以下のとおり女性活躍に関する新たな行動計画(2022年4月1日~2027年3月31日)を策定しました。

Orico Women's Network

2016年より営業店の女性課長を対象に、同じ立場での悩みや経験を共有し気軽に相談し合える社内ネットワークづくりを目的に開始しました。2024年より、対象を全女性管理職へ拡大し、女性社員が活躍の場を広げ、継続して働ける環境や意識の醸成を目的とした社内外ネットワークへプログラムへの見直しを行いました。女性管理職異業種セミナーなど社外との交流を通じて、視野を広げ視座を高め、自身のキャリア形成支援につながる機会を提供し積極的なキャリア形成と挑戦する風土の醸成をめざしています。

役員メンターシッププログラム

役員・部長候補の女性社員に対し、ライン上の上司・部下ではない執行役員とのメンタリング関係構築により女性社員の育成・登用の加速に繋げています。

女性の健康課題への取組

ヘルスケアアプリ「HELPO」を導入し、女性特有の健康に関する相談窓口を設け、女性のキャリアを健康面からサポートしています。チャット相談ならではの気軽さで、女性ならではの悩みをいつでも相談することができます。

女性活躍のためのERG(従業員リソースグループ)

女性従業員がより活き活きと働きやすい環境づくりをめざし、互いに学び合い支え合うことを目的として活動しています。

両立支援

当社では、「相互サポート」の精神で、皆が気持ちよく働き、力を発揮できるよう、すべての従業員が仕事と育児、介護などを両立しながら働き続けることができるよう各種制度の充実を進めています。

「出産や育児と仕事の両立を支援するためのハンドブック」や「介護と仕事の両立を支援するハンドブック」を作成しています。また、介護リテラシー向上を目的としたセミナーや、認知症サポーター養成講座を開催しています。これらに加えて、介護・認知症者支援ERGを組成し、地域貢献活動として認知症の方やそのご家族をサポートする取組を行っています。

男性の育児休業取得率 100%

※2025年3月末時点

LGBTQ+

work with Pride Gold 2024

当社では、ステークホルダーであるお客さまやお取引先および全従業員に対してさまざまな取組を推進しており、全従業員がLGBTQ+への理解を深め正しい知識を持ち、性的指向・性自認・性表現を理由とするいかなる差別や偏見も容認しません。
また、性的マイノリティの従業員が安心して就業できる職場環境を整備し、誰もが働きやすい職場づくりを目指して、全従業員の意識啓発に取り組んでいます。なお、これらの取組が評価されLGBTQ+などの性的マイノリティへの取り組みの評価指標「PRIDE 指標 2024」において、6年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞いたしました。

お客さまに対する取組

ご利用いただくお客さまに対する取組の一環として、オリコカードの家族カード発行は同性パートナーも対象としています。

全従業員に対する取組

  • LGBTQ+に関する相談窓口を設置し、カウンセリングを実施しています。
  • LGBTQ+への更なる理解促進のため全従業員向けにハンドブックを作成しています。
  • LGBTQ+に関する基本的な知識を身に付け、一人ひとりが働きやすい職場環境にするための研修を実施しており、役員・部室長・グループ会社社長へはLGBTQ+に関する基礎知識をはじめ企業におけるLGBTQ+への取組の必要性や意義について外部講師による研修を実施しています。
いろどりフレンドリー LGBT ALLY Orico
  • LGBT ALLYステッカーを作成し、研修を受講し当事者が抱える課題を認識し、理解を深め、当事者を支援しようと考える従業員に配布しています。
  • ERGを組成し、東京レインボーパレードへの参加などAllyの輪を広げる活動を行い、LGBTQ+にフレンドリーな企業をめざしさまざまな取組を実施しています。
  • 本社・本社別館におけるだれでもトイレの設置や、自認する性での健康診断の受診・通称名の使用などさまざまな環境整備を行っています。
  • 多様な価値観を尊重した制度とすべく、人事制度における対象家族の範囲を見直し、同性婚も対象にするほか、自認する性に基づく通称名の使用など、誰もが働きやすい環境づくりに努めています。
適用対象者
事実婚(事実上婚姻関係と同様の事情にある方)と異ならない程度の実質を備えた関係にあり、戸籍上の性別が同一である方(同性婚)
適用対象となる制度
  • 早期復職手当
  • 特別休暇(慶弔休暇、赴任休暇)
  • 住宅補助
  • 転勤旅費
  • 単身赴任
  • 海外勤務
  • 育児休業
  • 介護休職
  • 勤務時間に関する措置(育児・介護の短時間勤務等)
  • 慶弔金

※性別適合手術などについてはサバティカル休職を利用することができます

障がい者の活躍

当社では、障がいの有無に関わらず、適性に応じた職務を通じて、自立した生活を送ることができるようサポートを行っています。障がい者の雇用を積極的に推進するとともに、職場定着を目的とした面談の実施、従業員の障がい者への理解促進を目的とした社内ハンドブックの提供・勉強会の実施などを行っています。障がいの状況や業務適性などに配慮し、働きやすい職場環境の整備を行うことで、障がいのある従業員が全国で約80人活躍しています。

2023年6月より内閣府「地方創生SDGs官民連携プラットフォーム」にも参画しています。

当社は障がい者の法定雇用率を満たしており、今後も、障がいのある従業員が実力を発揮できる職場づくりと積極的な雇用を推進していきます。

障がい者雇用率 2.59%

※2025年3月末時点

輝き★ふぁーむ

当社は障がいがある従業員が働く農園「輝き★ふぁーむ」を運営しております。一人ひとりの輝く個性を尊重し、やりがいを感じて楽しみながら働ける農園をめざし、多様な人材が活躍しています。「輝き★ふぁーむ」では、身体に優しい無農薬野菜を栽培し、イベント等を通じて取引さまへの野菜配布会の実施や各地方自治体に所在する「こども食堂」への食材提供のサポートを通して、地域住民の母子支援や健康増進への取組を行っています。

シニア社員のキャリアサポート

社員がいつまでも意欲と情熱を持って働き続けることができる環境の整備を進めています。
具体的には、年代別のキャリア研修の一環として、50歳次研修を実施し、5年後~10年後を見据えた働き方や生き方を考え、学ぶ機会を提供しています。

再雇用制度

2025年4月にシニア社員(55歳以上)が自分らしく活躍出来るための環境整備を目的として制度の見直しを行いました。具体的には、年齢を理由とした一律的なポストオフ運用の柔軟化や、60歳の定年後も高いスキル・能力で継続した活躍が見込まれる社員に対して、雇用形態・処遇体系を見直すとともに、最大70歳までの雇用を可能としました。

グローバル人材

当社では、永続的な企業成長に向けて、国籍・性別などを問わず多様な人材の活躍推進が会社の大命題です。国籍を問わず、高いグローバルスキルを持つ優秀な留学生採用を積極的に行っており、現在、日本をはじめ、中国、韓国、スリランカ、インドネシア、ミャンマーなどさまざまな国・地域出身の従業員が活躍しています。
また、外国籍社員のERGを組成し、外国籍社員同士のコミュニケーションを図るとともに、働きやすい環境づくりのためにディスカッションを行うなどの活動をしています。

アスリート

当社では多様性を受け入れ、従業員一人ひとりが自分らしく活躍できる組織風土の実現をめざしています。
2017年にはオリコ陸上競技部を設立し、現在トップアスリート7名が所属しています。
高みをめざして挑戦する仲間を全従業員が応援することで一体感の醸成を図り、企業活力の向上をめざします。