架空請求
根拠のない、利用した覚えのない代金を請求し、不当に振込させようとすることです。
不安を煽るような脅し文句が書いてあり慌てて支払ってしまったり、過去に自分が使った別事業者の請求と勘違いしたり、家族利用分と思い込んで支払ってしまうケースがあります。
架空請求の手口
- 利用した覚えがないのに請求がきた!?
- 年金・保険料が未納!?
- 漏洩した個人情報の抹消費用!?
- 裁判所・弁護士からの請求!?
- 故人に貸したお金を返して!?
請求の手口も巧妙化し、債権回収業者や公的な機関に似た名称、弁護士・法律事務所の名をかたり、「請求書」には、『差押え』、『強制執行』、『自宅へ回収に行く』など不安をあおる脅し文句が書かれています。また、郵便だけとは限りません。メールや電話で請求してくることもあります。
- 有料サイトの情報料未納請求の手口
- 利用した覚えがない有料アダルトサイトの利用料や、ダイヤルQ2などの情報料の支払いを請求されるケース。
- 年金請求の手口
- 年金の未納を名目に遅延料・手数料を含めた金額を振込むよう請求してくるケースや年金受給者に「年金額を多く支払いすぎた」と嘘の文章を送りつけて差額の返金を請求するケース 。
- 信用調査会社をかたる手口
- 信用調査会社をかたり「あなたの個人情報がヤミ金業者のリストに登録されています」などと過去を公表するなどの口実で文書を送りつけ、漏洩情報の抹消費という名目で請求するケース。
- 架空遅延金を求める手口
- レンタルビデオの延滞料に関する嘘の文書を送りつけ、多額な延滞料を請求するケース。
- 通信販売の未納分を求める手口
- 身に覚えのない通販で購入した商品の未納分を請求されるケース。
- お悔み電報を利用した手口
- 新聞の訃報欄などから得た情報をもとに「生前貸したお金を返して欲しい」とお悔み電報を送りつけ、遺族などへありもしない「貸金」を請求するケース。
- 信用性のある名前で騙す手口
- 弁護士や法律事務所、裁判所を名乗ったり、公的機関を思わせる業者名をかたり、利用した覚えのないサービスの代金をメールや手紙、電報などで請求するケース。
ここがポイント
身に覚えのない請求がきたら、相手によりくわしい個人情報を知られないよう連絡を取ったり、支払いをしたりせず、最寄りの警察署や各市の消費生活センターへご連絡ください。