ご請求額やポイントの確認はアプリが便利!

課金トラブルを防止するには?子供のカード無断利用に注意!

子供がオンラインゲームを利用し、高額な課金トラブルに巻き込まれるケースが増えています。その多くは支払いに親のクレジットカードを使用しており、身に覚えのない請求が届いてから気付くことも…。そこで今回は増加する課金トラブルを未然に防ぐ方法を紹介します。

マンガ:かわぐち まさみ

スマートフォンなどを使ってネットに接続し、複数の参加者と同時にゲームを進めていくオンラインゲーム。その多くは最初のうちは無料で遊べますが、ゲームを続けるために課金したり、アイテムの購入を求められるのが一般的です。このようなゲームの形態から、いつの間にか高額な利用料が発生するトラブルが増えています。消費者庁の「消費者白書」によると、近年、オンラインゲームのトラブルは増加傾向にあり、そのうち半数近くは未成年に関係する相談となっています。

未成年のゲーム課金の支払いは主に親のクレジットカードが使用されています。例えば、子供がカードを持ち出してゲームに登録する、クレジットカード情報が登録された親のスマートフォンを勝手に使う、子供に一度カード利用を認めたことで際限なく課金してしまう、などの事例が報告されています。

民法では、未成年者が法定代理人(親権者など)の承諾を得ずに行った契約は後から取り消せるとされていますが、たとえば親のクレジットカードを使って決済した場合は当てはまらず、親の管理責任が問われます。これは会員規約の中で定められている善良な管理者としての注意義務、すなわち「善管注意義務」というもので、名義人がカードを適切に管理せず、名義人以外の人に使用された場合は支払い義務が生じます。

このような課金トラブルの防止策は三つのポイントがあります。

一つ目は「管理」です。クレジットカードの適切な保管はもちろん、子供にスマートフォンを利用させるときは必ずサイトからログアウトする、子供が推測しやすいパスワードは使用しないといったスマートフォンの管理も欠かせません。

二つ目は「確認」です。クレジットカードの利用明細書は毎月必ず確認し、万が一身に覚えのない請求があった場合は、速やかにクレジットカード会社に相談してください。

三つ目は「話し合い」です。クレジットカードの利用ではその場で現金を支払わないため、過度に課金してしまうケースが少なくありません。したがって、クレジットカードとは代金を後払いにするものであり、名義人以外は利用できないことを教えましょう。アプリを購入する際は、プリペイド式のカードを利用する、必ず親に相談するなどのルールを決めることも有効な方法です。

仙人からのひとことアドバイス!

会員にはクレジットカードの「善管注意義務」が課せられているんじゃ。カードをきちんと管理せず、名義人以外の人に利用された場合は、名義人が支払いことになるから、くれぐれも管理は徹底しておくことじゃ!

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