ポストペイとは?非接触で支払えるポストペイ型電子マネーの魅力は?
記事公開日:2020年8月6日
最終更新日:2021年8月23日
キャッシュレス(現金なし)でのお支払いは、今やほとんどの人が当たり前のように使っています。キャッシュレス決済の一つに電子マネーがありますが、事前にお金をチャージして使う「プリペイド型」のものと、クレジットカードに紐づけて後から口座引落する「ポストペイ型」の2種類があります。
ポストペイとは?
ポストペイ(post pay)は、「後払い」のことを意味しており、後払い式の電子マネーはポストペイ型(ポストペイ式)電子マネーと呼ばれます。
非接触(ピッとかざすだけ)でお支払いできる電子マネーにはプリペイド型とポストペイ型がある
非接触で、専用の読み取り機器にかざすだけでお支払手続きができる電子マネー。その種類は大きく2つ、プリペイド型とポストペイ型があります。
電子マネーには、Suica(スイカ)やPASMO(パスモ)などの「交通系の電子マネー」、nanaco(ナナコ)やWAON(ワオン)など特定の店舗で使用できる「流通系の電子マネー」などがあります。電子マネーと言うと、上記で紹介したものをイメージする方も多いと思いますが、これらはすべて事前にお金をチャージするプリペイド型です。
しかし、ポストペイ型(後払い)の電子マネーもあります。例えば、iD(アイディ)やQUICPay(クイックペイ)などがポストペイ型にあたります。
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※「iD」ロゴは株式会社NTTドコモの登録商標です。
どうして後払いができるの?その仕組みとは?
プリペイド型の場合には事前にお金をチャージして、その分だけ使えるようになりますが、ポストペイ型の場合にはすべてが後払いになるので、事前にお金の準備が不要です。ではどうして、お金をチャージしなくても支払えるのでしょうか。その背景にはクレジットカードが関係しています。
ポストペイ型電子マネーを利用するには、基本的にクレジットカードの登録が必要です。クレジットカードと紐づけることによって、電子マネーでお支払手続きしたものを、クレジットカードのお支払いと合わせて引き落とすことができる仕組みとなっています。
ポストペイ型電子マネーを使いたい場合には、ポストペイ型電子マネーに後からクレジットカードを登録する以外にも、ポストペイ型電子マネーが一体化しているクレジットカードを作る方法があります。
ポストペイ型電子マネーはどうやって使う?
ポストペイ型電子マネーは、クレジットカードと一体化しているものもあります。その場合、同じカードにクレジットカードと電子マネーの機能があるため、「電子マネーで支払うにはどうしたらいいの?」と思うかもしれません。
使い分ける方法は簡単で、お支払いの際に「iDで支払います」、「QUICPayで支払います」等をお伝えください。電子マネーの場合には専用の端末にピッとかざせばお支払手続きは完了です。一定期間内で利用した金額は、クレジットカード会社よりクレジットカードの請求日に合わせて指定の金融機関の口座からまとめて引落されます。
ポストペイ型電子マネーにはどんなメリットがある?
01お支払いがスムーズに行える
現金でお支払いする場合には、財布からお金を取り出して店員に渡して、おつりを受け取ることになり、クレジットカードの場合はカードを店員に渡し、指示に従って暗証番号入力するか、あるいはサインをすることになります。一方、電子マネーなら利用する電子マネーの種類を店員に伝え、専用の端末機にかざすだけでお支払手続きが完了します。このように現金やクレジットカードを使う場合と比べて手間や時間がかからず、簡単でスピーディーにお支払いすることが可能になります。
02他の人に触られないので安心・衛生的
クレジットカードでお支払いする場合は一度カードを店員に渡すので、人によっては「カード自体やカード情報が盗まれるかもしれない」と心配に感じるかもしれません。金銭的な価値のあるものを他人に渡すのは、盗まれる・壊される可能性があるため、少々心配になるのかもしれません。しかし、電子マネーなら、自分の手に持ったままかざすだけで決済が完了できるので、そうした心配は無用になります。
また、感染症の季節にはウイルスも気になるので、できれば他の人に触れさせたくないと感じる人もいるでしょう。感染症予防という面でも電子マネーは安心できるお支払方法と言えます。
03ポイントがたまる
電子マネーでお支払いする場合には、利用ポイントが自動的にたまるという現金にはないメリットがあります。しかし、人によっては「大きな買い物をしないので、あまりポイントはたまらないだろう…」「いくらポイントがたまったのかいちいち気にするのは煩わしい…」と考えるかもしれません。しかし、塵も積もれば山となるのが「ポイント」。ポイント還元率が1%の場合、1万円使うと100ポイントがたまります。月に5万円使うなら500ポイント、1年に換算すれば6,000円分のポイントをためられるのです(1ポイント1円換算の場合)。使い道はそれぞれですが、6,000円あれば少し豪華な食事が楽しめます。することは1つ、コンビニやスーパーなどで使う日々のお買い物のお会計で、現金から電子マネーに変えるだけです。それだけで、ちょっとしたご褒美が得られますので、電子マネーを使って賢くお支払いしていきましょう。
なお、電子マネーを利用するとポイント還元率が上がるクレジットカードもあります。オリコの「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアム ゴールド)」は、電子マネーのご利用で通常の1%のポイント還元率に、0.5%のオリコポイントが特別加算されます。仮に1万円のお支払いを電子マネーにするだけで、50オリコポイントが上乗せされて、150オリコポイントを得られるということです。さらに、入会後6ヵ月の間は還元率「2%」、そこに0.5%が加算されるので、もらえるポイントは1万円で250オリコポイントとなります。
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※入会後6ヵ月間の特別加算ポイントは期間中最大5,000オリコポイントとなります。
04ちょっとした買い物でも使いやすい
クレジットカードでポイントをためるなら、可能な限りお支払い時にカードを利用すべきです。しかし、小銭で支払える程度のお買い物の場合、人によってはクレジットカードを使うのは気が引けると感じる人もいます。混雑した会計の時は、「店員に手間をかけるのは申し訳ない」などと思うのでしょう。しかし、電子マネーならピッとかざすだけなので、小銭での受け渡しがなく気軽に使えて大変便利です。
05持ち物が減るのでスッキリする
クレジットカードなら現金を持たなくても良くなり、持ち物が減ってスッキリしますが、スマートフォンに連携できる電子マネー機能があればカードすら持たなくても良くなります。例えば、iD(アイディ)やQUICPay(クイックペイ)は、アプリを入れることでカードとスマートフォンを連携させることができます。利用設定すればスマートフォンでも支払いが可能になるため、お財布も持たず、スマートフォンだけ持てば安心して出かけられるでしょう。
06事前にお金の準備が不要
プリペイド型の場合、お支払いする前にお金をチャージしておく必要があり、残高がなければ使うことができません。一方、ポストペイ型は、実際にお金が必要になるのは少し先になります。その時点でお金が手元になくても、欲しいものを買えるのが魅力です。ただし、後先を考えずにクレジットカードを使うと、お支払いに困ってしまうことになりかねませんので、ご利用金額とお支払金額のバランスが取れるように計画的に利用しましょう。
07財布や残高を確認する必要がない
お店でご飯を食べ、さあ帰ろうとしたときに「財布にお金が入ってない…」、あるいは「電子マネーの残高が足りない…」と気づいて冷や汗をかいた経験はありませんか?ポストペイ型のカードや電子マネーなら後払いとなるので、お店でのお会計時に、困ることはないでしょう。財布の中身や電子マネーの残高をあまり確認しない方は特に、ポストペイ型のカードや電子マネーを持っておくと安心です。
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※ただし、ご利用額の上限に達している場合にはお支払いできませんのでご注意ください。
ポストペイ式電子マネー付きのクレジットカードを利用すれば、上記でご紹介したように「事前チャージが不要」「お支払いがスムーズになる」「ポイントをためられる」「安心で衛生的」など、様々なメリットがあります。こうしたキャッシュレス決済を賢く活用して、おトクにお買い物をしていきましょう。
オリコのクレジットカードでも、ポストペイ型の電子マネーを利用することができます。これからクレジットカードを作る方は、便利でおトクなオリコのクレジットカードを、ぜひご検討ください。