ETCカードの作り方を解説!選び方やおすすめカードも紹介
記事公開日:2020年12月24日
最終更新日:2024年03月24日
国土交通省の調査によると、ETCの利用率は国土交通省の発表によると2022年の段階で93%となっており、その知名度や普及率は非常に高いものとなっています。
今後、高速道路の料金所で現金払いができなくなる可能性がありますので、まだETCカードを持っていない方は、これを機にETCカードを作ってみてはいかがでしょうか?
しかし、いざETCカードを作ろうと思っても、作り方が分からない方もいらっしゃると思います。そこで今回は、ETCカード初心者に向けて、作り方や選び方をご紹介します。
ETCカードを作りたいけれどどうしたらいい?オリコのETCカード作成チャート
オリコでETCカードを作成する場合、クレジットカードを既に持っているかどうか、家族にクレジットカードを持っているかどうかによって、作成方法が異なります。以下のチャートを参考に、申込みをお進めください。
ETCカードの作り方は?どうやって申し込む?
オリコでETCカードを作成する場合には、「オリコのクレジットカードを持っているか」「ご家族がオリコのクレジットカードを持っているか」などによって作成方法が異なります。
上記のチャートをもとに、今あなたがご希望の条件でETCカードを作成する場合にはどうしたら良いかをお伝えします。
A・B:オリコのクレジットカードをお持ちの方で、オリコのETCカードを作成する場合
オリコカードをお持ちの方は、eオリコから簡単にETCカードのお申込みが可能です。次に挙げる3つのステップで手続きができます。
- 会員Webサービス「eオリコ」を開く
- 「各種サービス申込」の項目から「ETCカードのお申込み」をタップ
- 必要事項を記入してお申込み完了
eオリコとは、オリコのクレジットカードを持っているお客さま専用のWebサービスです。ETCのお申込みに限らず、ご利用明細の確認やポイント照会などにも活用できます。
eオリコを利用する場合、事前の登録(無料)が必要です。オリコのクレジットカードを持っている方は、eオリコの登録を済ませたうえでお申込みください。
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※オリコETCカードは、オリコ発行のクレジットカードに付帯して発行します。
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※1枚のクレジットカードに1枚のETCカードが発行できます。
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※オリコビジネスカード会員の方は、オリコカードセンターまでご連絡ください。ETCカード入会申込書をご請求いただけます。
C:クレジットカードをお持ちでない方で、オリコのクレジットカードとETCカードを作成する場合
クレジットカード会社が発行するETCカードを作るには、発行する会社のクレジットカードを持っている必要があります。
まずはオリコのクレジットカードを選んでいただき、お申込みください。その際に、クレジットカード申込画面で「ETC申込する」を選択すると、クレジットカードと同時にETCのお申込みが可能です。
オリコのクレジットカードには様々なサービスや保険・保障を付帯しています。クレジットカードの種類によって付帯するサービスや保険・保障が異なりますので、ご興味のある方はそれぞれのカードの詳細情報をご確認ください。
なお、ロードサービスが充実したドライバー向けのカード「The Gold(ザ ゴールド)」、「Gold UPty(ゴールド アプティ)」、「i Gold(アイ ゴールド)」もご用意しています。
- ETCカードお申込みの流れ
オリコカードを選ぶクレジットカード申込画面で「ETC申込する」を選択
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※一部ETCカードと同時にお申込みいただけないクレジットカードがございます。カード到着後にeオリコよりお手続きください。
D:ご家族がオリコのクレジットカードをお持ちの方で、オリコの家族カードとETCカードを作成する場合
オリコでは家族カードをお持ちであれば、オリコのETCカードの作成が可能です。まずは家族カードをお申込みください。
家族カードのお申込み
家族カード作成後は、eオリコよりETCカードをお申込みください。
E:クレジットカードをお持ちでない方で、クレジットカードを作らずにETCカードを作成する場合
クレジットカード会社のETCカードを作成する場合は、発行する会社のクレジットカードも作成する必要があります。オリコでも、ETCカードの作成にはオリコのクレジットカードが必要になります。
ただし、高速道路会社6社が共同で発行する「ETCパーソナルカード」であればクレジットカードを作らずにETCカードを作成することは可能です。ETCパーソナルカードの場合にはクレジットカードが不要な反面、デポジット(保証金)が必要になります。
デポジットは最低2万円からで、平均月額利用料(5,000円単位で切り上げ)の4倍。例えば、毎月1万円分を使う場合には4万円のデポジットが必要になります。また、デポジットとは別に年会費1,257円(税込)が必要です。
作り方の詳細は公式サイトをご確認ください。
ETCパーソナルカードを作ろうとする方の中には、クレジットカードを作りたくないとお考えの方もいるかもしれません。そんな方に1つ知っておいてほしいのが、クレジットカードによっては、ガス欠やタイヤのパンクなどの際に対応してもらえるロードサービスを無料で使えることです。せっかくならロードサービスが使えるようにしておけば、万が一の時も安心ですね。特別な理由がなければ、クレジットカード会社が発行するETCカードを検討してみてはいかがでしょうか。
もしクレジットカードとETCカードを作成したいとお考えであれば、こちらをご確認ください。
ETCカードの選び方の基準は?
クレジットカード会社の発行するETCカードを選ぶ時、何に注目すれば良いのでしょうか。
注目すべき基準は「クレジットカードのポイント還元率」と「ETCカードの年会費や発行手数料」の2つがあります。
クレジットカードのポイント還元率
ETCカードを利用すると、ETCマイレージサービスのポイントに加え、クレジットカードのポイントもためることができます。
クレジットカードのポイントに関しては、クレジットカードごとにポイント還元率が決まっています。ポイント還元率の高いクレジットカードを選べば、有料道路を利用した時にもらえるポイントも多くなります。
オリコカードでは、「THE POINT」シリーズが、ポイントがたまりやすいのでおすすめです。還元率は常に1.0%以上で、100円につき1ポイントたまります。さらに、入会から半年の間は還元率が2.0%にアップ(※)するので見逃せません。
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※期間中のご利用金額50万円(5,000オリコポイント)が上限です。
ETCカードの年会費や発行手数料
ETCカードにも、クレジットカードのように年会費や発行手数料がかかります。かかる費用はクレジットカード会社によって異なりますので、特にこだわりがないようなら、年会費・発行手数料が無料のETCカードを選んではいかがでしょうか?
なお、オリコのETCカードは年会費も発行手数料も無料です。ぜひご検討ください。
年会費無料のオリコのETCカードがおすすめ
前述のとおり、オリコのETCカードは、年会費も発行手数料も無料です。ETCカードを作る際には、オリコのクレジットカードを作る必要がありますが、クレジットカードも年会費・発行手数料が無料のものを多数ご用意しております。
また、あなたに合ったクレジットカードをお選びいただけるよう、ポイント還元率の高いものや、車好きの方のためにロードサービスを備えたものなど、カードの特徴も豊富です。以下のオリコカードの一覧ページでは、「年会費無料」「ポイント重視」など特徴を絞り込んでの検索が可能です。まずは以下からご希望に沿ったオリコカードをお探しください。
オリコカードと同時にオリコETCカードをお申込みいただけます。
- ETCカードお申込みの流れ
オリコカードを選ぶクレジットカード申込画面で「ETC申込する」を選択
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※一部ETCカードと同時にお申込みいただけないクレジットカードがございます。カード到着後にeオリコよりお手続きください。
ETCカードの使い方は?お申込みから利用までの流れ
ETCカードの作り方・使い方が分からない方のために、お申込みから利用までの流れを解説します。これからETCカードのお申込みを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
お申込み~審査~カード発行
すでにクレジットカードを持っている方は、お持ちのクレジットカードの公式サイトからETCカードのお申込みをしましょう。クレジットカードを持っていない場合は、新たなクレジットカードもしくはETCパーソナルカードを作成します。
クレジットカード会社が発行するETCカードであれば、お申込み後に審査が実施され、審査に通過した場合にETCカードが発送されます。基本的にお申込みから1週間~2週間程度で手元に届きます。
オリコでETCカードを作成する方法に関してはこちらの「ETCカードの作り方は?どうやって申し込む?」をご参照ください。
一方で、ETCパーソナルカードは審査がありません。ETCパーソナルカードの発送時期は、お申込みから1ヵ月程度です。いずれにしても、ある程度時間がかかるため、早めのお申込みが賢明でしょう。また、最低2万円のデポジット制になっていることにもご注意ください。
「クレジットカード会社が発行するタイプ」と「高速道路会社6社が共同で発行するタイプ(ETCパーソナルカード)」のETCカードの特徴について知りたい方はこちらの「ETCカードの種類は?」でご確認ください。
ETC車載器の取付方法
ETCカードを利用するには車載器が必要です。搭載されていない車両には、車載器を別に購入し、取り付けなければなりません。ETC車載器の取付からETCカード利用の準備までは、次の3つのステップで行えます。
ETC車載器を取り付ける
ETC車載器は自動車ディーラーやカー用品店・自動車整備工場などで購入・取付が可能です。通信販売やインターネット販売などで購入する際は、別途取付・セットアップが必要になりますので、販売店にご確認ください。
ETC車載器のセットアップをする
セットアップとは、ETC車載器に車両情報を登録することです。作業はセットアップ店(セットアップ可能なカー用品店か自動車販売店)で行います。このセットアップは、車両タイプごとに適正な料金を支払うために行うものであり、1つのETC車載器を複数の車で共有することはできません。
発進前にETCカードを車載器に差し込む
ETCカードを利用する場合には、ETC車載器にETCカードを差し込めば準備が完了です。ただしこのETCカードの差し込みは、車を発進させる前に済ませておきましょう。
なお、ETC車載器にお持ちのETCカードを差し込むだけですので、レンタカーでも利用することは可能です。ご利用代金はご自身のETCカードに紐付けられたクレジットカードから引き落とされます。
また、バイクでも車と同様にETCを使うことができます。バイク専用のETC車載器がありますので、使いたいバイクに車載器を取り付けましょう。
ETCカードの使い方
走行中のETCカードの利用は非常に簡単です。すでにセットアップが完了していれば、ETC専用レーンを通過するだけで利用できます。ETC専用レーンは時速20km以下で走行する必要があるため、安全に通過しましょう。
ETCカードの利用前には、以下に紹介する「ポイントを得るためにETCマイレージに登録する」「ETC車載器を取り付けていなくてもETCカードを使う方法がある」もご参照ください。
ポイントを得るためにETCマイレージに登録する
クレジットカード会社の発行するETCカードを利用すると、ETCマイレージサービスのポイントと、クレジットカードのポイントをためることができます。ETCマイレージサービスのポイントをためるためには、ETCマイレージサービスへの登録が必要です。オンラインや郵送で登録できるため、早めにお手続きください。
ETCマイレージサービスに登録する際にはETCカード番号・有効期限や、車両番号(ナンバープレートの4桁の数字)、車載器管理番号(ETC車載器の19桁の数字)が必要になるため、事前に確認しておきましょう。
オンライン申込みであれば、その日からポイントが付与されます。郵送の場合はタイムラグが発生するため、すぐにETCを利用する予定がある方は、オンライン申込みがおすすめです。
詳細は「ETCマイレージサービスの公式サイト」をご確認ください。
ETC車載器を取り付けていなくてもETCカードを使う方法がある
ETC車載器を取り付けていなくてもETCカードを使う方法があります。車載器を取り付けていない場合は一般レーンに進入し、係員にETCカードを手渡して精算手続きをしてもらいます。クレジットカード決済と同じようにお支払いする方法となります。
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※ETC時間帯割引などの割引はETC無線走行が条件のため、ETC車載器がない場合は割引が適用されません。
ETCカードの取扱方法!何に注意すればいい?
便利なETCカードですが、取扱方法を誤ると使えなくなってしまう可能性があります。続いては、ETCカードの取扱方法について紹介します。
磁気・高熱・折り曲げ・衝撃・汚れに注意
磁気や高熱に近づけると、ETCカードが使えなくなることがあります。その他にも、折れ曲がったり衝撃を受けたり、汚れたりすると使えなくなることがあります。例えば、スマートフォンのケースに磁石が使われているものがありますが、その場合スマートフォンのケースにETCカードを保管すると、破損の原因となることがあります。その他、テレビやラジオ、スマートフォン自体に近づけることも破損の原因となり得ます。どこに保管するか、何と保管するかなどに注意してETCカードを取り扱ってください。
ETC車載器に差し込んだままにするのはNG
ETCカードは車に乗る時にしか使わないからと、ETC車載器に差し込んだままにしておく方がいますが、これは良くありません。ETCカードを盗まれる可能性もありますし、夏場は高熱でETCカードが破損してしまう可能性もあります。使わない時には必ず車載器から取り外して大切に保管してください。
有効期限には要注意
有効期限が切れている場合には、ETCシステムを利用できません。もし期限が切れたままETC専用レーンを走行した場合は、料金所で足止めされて後続車を巻き込む事故になる可能性があります。危険ですから、発車前には必ず有効期限を確認して車載器に差し込んでください。
ETCカードに関するよくある質問
そもそもETCカードとは?
ETCカードとは、有料道路を通過した際に、通行料金を精算(決済)するためのICカードです。無線通信で清算できるため、利用者は料金所をノンストップ(約20km/h以下)で通過することができます。
料金所で財布を開けて現金を取り出す必要がなくなる、便利なサービスです。また、割引サービスやポイントがたまるなど、様々な特典を受けられます。
ETCカードを設置した車は、「ETC専用レーン」を通過する必要があります。ETCカードを設置するためには、「ETC車載器」が必要です。
高速道路で現金が使えなくなる?ETC専用化とは?
国土交通省では現在、ポストコロナ時代を見据えて「持続可能な国土幹線道路システムの構築に向けた取組」を行っています。その1つとして「ETC専用化」の導入が始まっています。
今現在、高速道路利用料金はETCカードか現金でお支払いします。このお支払方法をETCカード払いに一本化しようという取り組みが、「ETC専用化」です。これによって、接触を避ける・高速道路の混雑を避けることが可能になります。
国土交通省の「持続可能な国土幹線道路システムの構築に向けた取組」中間とりまとめによると、都市部では2025年頃に「ETC専用化」の実施を目指すと決まっていますが、すでに2022年3月・4月より首都高速道路の料金所のうち34箇所でETC専用化となっている他、NEXCO東日本・中日本、阪神高速、本四高速の一部の料金所でETC専用化が始まっています。
今後ETCカードを持っていない場合、すべての料金所がETC専用化されると高速道路を利用できなくなります。ETC専用の料金所は順次広がっていきますので、これを機にオリコでETCカードを作ってみてはいかがでしょうか。
ETCカードの種類は?
ETCのカードは、大きく分けると「クレジットカード会社が発行するタイプ」と「高速道路会社6社が共同で発行するタイプ(ETCパーソナルカード)」の2種類があります。それぞれで特徴が異なるため、自分に合うタイプはどちらか、事前に確認しておきましょう。
自分に合うタイプに関してはこちらの「ETCカード作成チャート」をご参照ください。
クレジットカード有無 | クレジットカードあり | クレジットカードなし |
---|---|---|
名称 | ETC専用カード(付帯カード・追加カード) | ETCパーソナルカード |
仕組み | クレジットカードのご利用代金と合わせて引き落とし | 口座から引き落とし デポジット制(最低2万円) |
お申込方法 | オンライン 電話 郵送 サービスカウンター |
郵送 |
発行手数料 | 無料~1,100円程度(税込) | 無料 |
年会費 | 無料~550円程度(税込) | 1,257円(税込) |
発行期間 | 1週間~2週間程度 | 1ヵ月程度 |
メリット |
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デメリット |
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ETCカードの3つのメリット
有料道路の料金所をノンストップで通れる
ETCシステムを利用すれば、料金所のアンテナとETCカード(車載器)が無線通信で料金情報のやり取りをして清算を済ませることが可能です。そのため、料金所で現金を用意してお支払いする手間が省け、ノンストップ(約20km/h以下)で通過することができます。
個人的なメリットだけでなく、有料道路全体の渋滞緩和にもつながるサービスです。社会的なメリットが大きいといえるでしょう。
ポイントをためられる
ETCカードを利用した時には、「有料道路管理者の実施するETCマイレージサービス」と「クレジットカード会社のポイント」の、2種類のポイントがたまります。利用料に応じてポイントをたまるため、せっかくならETCカードを活用して、ポイント還元率の高いクレジットカードを活用してみてはいかがでしょうか。
割引サービスがある
ETCカードを使えば、様々な割引サービスを受けられます。主な割引サービスは以下のとおりです。
- 休日割引
- 深夜割引
- 平日朝夕割
- 障害者割引
例えば、決められた時間帯にETCを利用することで料金が割引されるなどのサービスがあります。具体的な割引サービスの詳細については以下のページをご参照ください。
一般財団法人 ITSサービス高度化機構「割引ガイドブック」
ETCカードは学生でも作れる?
学生でもETCカードは作成可能です。前述のとおりクレジットカード会社のETCカードを作成する場合には、発行する会社のクレジットカードが必要になります。このクレジットカードの申込条件に当てはまる方なら、クレジットカード・ETCカードの作成が可能です。
また、クレジットカードの申込条件に当てはまらない方でも、家族カードを持っていればETCカードを作成できます。詳細は以下よりご確認ください。
ETCカードは家族で共有できる?
ETCカードは個人間での貸し借りが禁止されているため、家族であっても共有することはできません。
利用者本人の名義でクレジットカードとETCカードを作成、もしくは家族カードとETCカードを作成ください。
今回はETCカードの作成方法から、基礎的な知識についてご紹介しました。これからETCカード作成をご検討されている方は前述の「ETCカード作成チャート」を、ぜひご参照ください。
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