ETCカードの作り方とは?クレジットカード有無による作り方の違いを解説
記事公開日:2020年12月24日
最終更新日:2024年8月14日
高速道路の料金所をスムーズに通過できるETCカード。クレジットカードとセットで発行できる場合もありますが、クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードとは別にETCカードを作りたい方もいるでしょう。そこで今回は、ETCカードの選び方から発行の手順まで詳しく解説します。
ETCカードの作り方
ETCカードには、「クレジットカード会社のETCカード」と「ETCパーソナルカード」の2種類があり、それぞれで作り方が異なります。
クレジットカード会社のETCカード
クレジットカード会社のETCカードは、クレジットカードに付帯して発行されます。つまり、クレジットカード会社のETCカードには「決済機能が備わっていない」ということになります。
クレジットカード会社のETCカードとETCパーソナルカードとの違いはさまざまありますが、クレジットカード会社のETCカードはデポジットが不要という点が大きな違いの1つです。ETCパーソナルカードに必要なデポジットについては、次の項目 で解説します。
ETCパーソナルカード
ETCパーソナルカードとは、高速道路会社が共同で発行するETCカードで、指定した金融機関口座から通行料金の引き落としが行われます。無線通信による有料道路の料金情報をやり取りする点はクレジットカード会社のETCカードと同じですが、クレジットカードを介さずに金融機関口座から料金の引き落としが行われるのが特徴です。ETCパーソナルカードはクレジットカードのような審査が不要というのも異なる点だと言えます。
デポジットについて
ETCパーソナルカードでは年会費に加えて、クレジットカード会社のETCカードには不要なデポジット(保証金)がかかります。お客さまが有料道路をご利用できる限度額はデポジットの範囲内となりますので、予め金額を決める際は注意するようにしましょう。また、発行後に1,257円(税込)の年会費が発生しますので、この費用感については念頭に置いておきましょう。
おすすめはクレジットカード会社のETCカード
冒頭にもお伝えした通り、ETCパーソナルカードを発行するよりも、オリコはクレジットカード会社のETCカードの方をおすすめします。
おすすめの理由①:有料道路の通行料金以外のお支払いもまとめられる
ETCパーソナルカードは通行料金のお支払い以外の用途に使うことができません。一方で、クレジットカード会社が発行するETCカードであれば、クレジットカードに付帯して発行されるため、通行料金のお支払いは様々な支払用途の一つとして利用ができます。そのため、支払いの管理をしやすくなるメリットがあります。
おすすめの理由②:ロードサービスの保険などクレジットカードの付帯サービスを利用できる
クレジットカードは、カードごとに多彩なサービスが備わっている特徴があります。例えば、路上での事故や故障の際にレッカー牽引や修理を無料で依頼できる「ロードサービス」や、旅行中のケガを補償する「旅行傷害保険」、不正使用を補償する「紛失・盗難保障」などさまざまです。クレジットカードを作っておけば、ETCカードを付帯できるだけでなく、こうした役立つサービスの利用が可能です。
おすすめの理由③:ETCカードのポイントとクレジットカードのポイントが両方ためられる
ETCカードの利用では、ETCのマイレージサービスのポイントがためられて、ためたポイントは通行料金に使えます。さらに、クレジットカード会社のETCカードであれば、このETCのマイレージサービスのポイントに加え、クレジットカードのポイントもためることが可能です。
このようにクレジットカード会社のETCカードであれば、両方のポイントをためられるので、よりおトクに利用できるメリットがあるのです。
おすすめの理由④:デポジットが不要
ETCパーソナルカードの場合には、デポジット(保証金)として、先にご入金が必要です。デポジットのため、預けたお金がなくなることはありませんが、最初にお金を準備する負担が生じてしまいます。一方で、クレジットカード会社のETCカードの場合には、クレジットカード作成時の審査こそ必要ですが、デポジットはかかりません。
ドライブやツーリングが好きでETCカードをよく利用する方にとっては、「安全安心な旅」「費用を抑えた旅」を実現するためにも、クレジットカード会社が発行するETCカードをおすすめします。
オリコETCカードの作り方
オリコでETCカードを作成する場合、クレジットカードを既に持っているかどうか、家族にクレジットカードを持っているかどうかによって、作成方法が異なります。以下のチャートを参考に、申込みをお進めください。
A・B:オリコのクレジットカードをお持ちの方で、オリコのETCカードを作成する場合
オリコカードをお持ちの方は、eオリコから簡単にETCカードのお申込みが可能です。次に挙げる3つのステップで手続きができます。
- 会員Webサービス「eオリコ」を開く
- 「各種サービス申込」の項目から「ETCカードのお申込み」をタップ
- 必要事項を記入してお申込み完了
eオリコとは、オリコのクレジットカードやローン契約を持っているお客さま専用のWebサービスです。ETCカードのお申込みに限らず、ご利用明細の確認やポイント照会などにも活用できます。
eオリコを利用する場合、事前の登録が必要です。オリコのクレジットカードを持っている方は、eオリコの登録を済ませたうえでお申込みください 。
- ETCカードお申込みの流れ
- 「eオリコ」にログイン→「各種サービス申込」→「ETCカードのお申込み」
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※オリコETCカードは、オリコ発行のクレジットカードに付帯して発行します。
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※1枚のクレジットカードに1枚のETCカードが発行できます。
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※オリコビジネスカード会員の方は、オリコカードセンターまでご連絡ください。ETCカード入会申込書をご請求いただけます。
C:クレジットカードをお持ちでない方で、オリコのクレジットカードとETCカードを作成する場合
クレジットカード会社が発行するETCカードを作るには、発行する会社のクレジットカードを持っている必要があります。
まずはオリコのクレジットカードを選んでいただき、お申込みください。その際に、クレジットカード申込画面で「ETC申込する」を選択すると、クレジットカードと同時にETCのお申込みが可能です。
オリコのクレジットカードには様々なサービスや保険・保障を付帯しています。クレジットカードの種類によって付帯するサービスや保険・保障が異なりますので、ご興味のある方はそれぞれのカードの詳細情報をご確認ください。
オリコのおすすめカードは以下の通りです。
D:ご家族がオリコのクレジットカードをお持ちの方で、オリコの家族カードとETCカードを作成する場合
オリコでは家族カードをお持ちであれば、オリコのETCカードの作成が可能です。まずは家族カードをお申込みください。家族カードは、契約者本人と生計をともにする満18歳以上の家族に対して発行できるカードです。収入がないご家族でもクレジットカードが所有でき、主契約者本人と同等のサービスが受けられます。家族カードについて、詳細は以下のページをご覧ください。
家族カードのお申込み
家族カード作成後は、eオリコよりETCカードをお申込みください 。
E:クレジットカードをお持ちでない方で、クレジットカードを作らずにETCカードを作成する場合
オリコでETCカードを作成する場合、オリコのクレジットカードが必要になります。
ただし、冒頭でご説明した「ETCパーソナルカード」であれば、クレジットカードを作らずにETCカードを作成することが可能です。ETCパーソナルカードの場合はクレジットカードが不要な反面、デポジット(保証金)が必要になります。
作り方の詳細はETCパーソナルカードの公式サイトをご確認ください。
その他、オリコのETCカード全般について、詳細は以下のページをご覧ください。
ETCカード申込みから発行までの流れ
クレジットカードの審査が完了し、ETCカードの申込をして発送されるのを待ちます。
オリコのETCカードは、1〜2週間で手元に届きます。ETCカードが到着しても車両にETC車載器が搭載されていないとご利用できません。ETC車載器を自動車ディーラーやカー用品店などで購入し、取付けましょう。それらが完了すると、あとはETCカードをETC車載器に差し込んで、ETC専用レーンを時速20km以下で通過するだけでご利用できます。
ETCカードの選び方
クレジットカード会社の発行するETCカードを選ぶ際のポイントついて解説します。注目する基準は、クレジットカードのポイント還元率と、ETCカードの年会費や発行手数料の2つです。
クレジットカードのポイント還元率
ETCカードを利用すると、ETCマイレージサービスのポイントに加え、クレジットカードのポイントもためることができます。クレジットカードのポイントに関しては、クレジットカードごとにポイント還元率が決まっていて、高還元率のクレジットカードを選ぶと有料道路を利用した時にもらえるポイントも多くなります。
オリコではクレジットカードの種類によって、商品やギフト券と交換できる「暮らスマイル」、ギフト券や各種ポイントに交換できる「オリコポイント」の2種類を提供しています。
オリコのポイントサービスの詳細についてはこちらのページをご覧ください。
ETCカードの年会費や発行手数料
ETCカードも、クレジットカードのように年会費や発行手数料がかかります。かかる費用はクレジットカード会社によって異なりますので、特にこだわりがないようなら、年会費・発行手数料が無料のETCカードを選ぶのがおすすめです。
オリコのETCカードは年会費も発行手数料も無料です。ETCカードを作る際には、オリコのクレジットカードを作る必要がありますが、年会費・発行手数料が無料のクレジットカードを多数ご用意しております。以下からご希望に沿ったオリコカードをお探しください。
ETCカードのメリットと上手な使い方
ETCカードは多くのメリットがあります。ここではETCカードの代表的なメリットを3点と、そこから分かる上手な使い方について解説します。
メリット①:有料道路の料金所をノンストップで通過できる
ETCシステムを利用すると、料金所のアンテナとETCカード(車載器)が無線通信で料金情報のやり取りをすることで清算を済ませることが可能です。そのため、料金所で現金を用意してお支払いする手間が省け、ノンストップでスマートに通過できます。
個人的なメリットだけでなく、有料道路全体の渋滞緩和にもつながるサービスなので、社会的なメリットが大きいです。
メリット②:ポイントが効率よくたまる
クレジットカード会社のETCカードを利用した時には、有料道路管理者の「ETCマイレージサービス」と、「クレジットカード会社のポイント」の、2種類のポイントがたまります。利用料に応じてポイントがたまるため、ETCカードと還元率の高いクレジットカードを活用し、効率的にポイントをためて、おトクにお買い物しましょう。
メリット③:割引サービスが活用できる
ETCカードは、決められた時間帯にETCカードを利用することで料金が割引されるなど、様々な割引サービスが受けられます。主な割引サービスは以下のとおりです。
- 休日割引
- 深夜割引
- 平日朝夕割
- 障害者割引
旅行やドライブに行く時に上記のような割引サービスを意識しておくと、おトクに外出できるようになります。具体的な割引サービスの詳細については以下のページをご参照ください。
ETCカードは学生でも作れる?
学生でもETCカードは作成可能です。クレジットカード会社のETCカードを作成する場合は、発行する会社のクレジットカードが必要になります。そのためクレジットカードの申込条件に当てはまる方なら、クレジットカード・ETCカードの作成が可能です。クレジットカードの申込条件に当てはまらない方でも、家族カードを持っていればETCカードを作成できます。詳細は以下のページをご覧ください。
また、学生がクレジットカードを作る方法について、詳細は以下のページをご覧ください。
まとめ
ETCカードは2種類あり、クレジットカード会社のETCカードと、ETCパーソナルカードに分けられます。クレジットカード会社のETCカードは、クレジットカードを作成する必要があるためクレジットカードの審査完了後にお申込みが必要ですが、ETCパーソナルカードで必須となるデポジットが不要です。そのため、特別な理由がない限りはクレジットカード会社のETCカードを作ることをおすすめします。
オリコでは、年会費無料でポイント高還元率のクレジットカードをご提供しています。ショッピングなどでの利用でポイントがたまるのに加え、ETCカードを申し込むことで、ETCカードのご利用でもポイントがたまり、マイレージサービス等の各種割引サービスが受けられるので、ダブルでおトクです。クレジットカードには紛失・盗難保障や格安の航空券サービスなど、多様なサービスもご利用いただけるので、これからETCカードを作ろうと検討している方は、オリコのETCカードをご検討してみてください。
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