病院の医療費はクレジットカードで支払える?メリットや注意点も解説
記事公開日:2020年6月25日
最終更新日:2025年5月15日
急な病気やケガで、思いがけず高額な医療費がかかることがあります。そんな時、「すぐに現金が用意できない場合はどうすれば良い?」「クレジットカードは使えるの?」などと気になっている方もいるでしょう。今回は、病院におけるクレジットカードの利用について紹介します。
病院でクレジットカードは使用できる?
病院でも、クレジットカードの使用は可能です。しかし、全ての病院でクレジットカード払いができるわけではありません。ここでは、クレジットカード決済の導入状況や、病院によって使用可否が異なる理由について解説します。
クレジットカード決済の導入状況
総務省は、2012年頃から医療機関に対して、クレジットカードによる医療費の支払いを可能にするよう呼びかけています。
総務省の呼びかけ以降、クレジットカードを使用できる医療機関は増え続けています。医療機関の種別での導入状況は、以下の通りです。
種別 | 導入状況 |
---|---|
救急医療機関 | 80.00% |
拠点的な医療機関 | 93.70% |
JMIPもしくはJIH認証医療機関 | 98.80% |
普及率は年々上昇しているため、今後もクレジットカード決済ができる医療機関は増えていくことが予想されます。
クレジットカードが使える病院と使えない病院があるのはなぜ?
病院と一口に言っても、自治体が運営する「公立病院」、大学が運営する「大学病院」、医療法人が運営する「一般病院」といった組織が運営するものから、個人が開業した「クリニック」と呼ばれる小規模なものまで多岐にわたります。
クレジットカード決済への対応は、各病院の運営元が個別に判断します。例えば、公立病院であっても、クレジットカード決済に対応しているかどうかは病院によって異なります。同様に、個人経営のクリニックでも、運営者がクレジットカード決済を導入しているかはそれぞれです。
そのため、「病院はクレジットカード決済に対応している」と一概に判断することはできないのです。
家の近くの病院でクレジットカードを使えるか確認しておこう
自宅の近くにある病院や、普段利用する病院でクレジットカードが使えるかを事前に確認しておきましょう。
もし来院前に余裕がある場合は、病院の公式ホームページやGoogle検索などで確認してみてください。病院のホームページの場合、「支払方法」や「よくある質問」などの項目に、クレジットカードの対応状況が記載されていることが多いです。
また、院内にもクレジットカード対応可否の記載があるはずなので、会計前に確認しておきましょう。
クレジットカードが使えない場合は、銀行やATMがどこにあるかを調べておくと、病院の利用時にスムーズに会計できます。
医療費の支払いにクレジットカードを利用するメリット
医療費の支払いにクレジットカードを利用すれば、現金が手元になくてもお支払いができ、受付でお金の受け渡しをする手間も省けます。その他、「ポイントがたまる」という点も大きなメリットといえます。
クレジットカード払いによるポイント還元について
医療費の支払いに限ったことではありませんが、クレジットカードをご利用した場合にはポイント還元があります。ご利用代金に応じてポイントをためることができ、ポイントはギフト券などへの交換が可能です。
クレジットカードのポイントを賢くためる方法については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
ポイント高還元率のオリコがおすすめ
オリコのクレジットカードは、ポイント還元率の高さが大きな魅力です。特に「Orico Card THE POINT」シリーズは、クレジットカード払いのポイント還元率が1%以上のため、たくさんのポイントを獲得できます。
また、ポイントの交換先が充実していることも特長の一つです。「オリコポイント」は、他の提携ポイントやギフト券など様々な商品に交換することができます。詳細は以下のページをご覧ください。
オリコのクレジットカードについては、以下のページをご覧ください。
病院でクレジットカード払いをするときの注意点
クレジットカードで医療費を支払う場合、まず確認しておきたいのがご利用可能額です。クレジットカードでは使える金額の上限(ご利用可能枠)が定められており、その中で現在使用できる残りの金額のことを「ご利用可能額」と言います。仮に治療費が15万円だった場合に、ご利用可能額が10万円しかなければ決済できません。
そうした事態を回避するためにも、事前にクレジットカード会社のアプリや明細で、ご利用可能額を確認しておきましょう。不安がある場合は、ご利用可能枠自体を増枠し、使える金額を増やすのも一つの方法です。
オリコのご利用可能枠増枠のお申込方法
オリコでご利用可能枠を増枠する場合、以下の手順でお申込みが可能です。
- 「eオリコ」にログイン
- 「ご利用状況」から「ご利用可能枠増枠」を選択
- 増枠したい項目を選択
- 希望の可能枠を入力して「確認する」を選択
引き上げられる金額の単位は10万円です。また、お申込には所定の審査があります。
ご利用可能枠増枠のお申込みについて、詳細は以下のページをご覧ください。
また、病院によっては対応している支払回数が一括のみの場合があるので注意が必要です。オリコでは、一括払いで決済を完了させたあとに、リボ払いに切り替えることができます(マイ月リボ・あとリボ)。
詳細は以下のページをご覧ください。
キャッシングも選択肢の一つ
お手持ちの資金に余裕がなく、尚且つクレジットカードが利用できない病院を利用する場合は、現金をお借入れするキャッシングの利用も選択肢の1つです。もしもの出費に備えるなら、クレジットカードにキャッシング枠を付けておくと安心です。
また、クレジットカードを使用せず、お借入れだけを検討するなら、カードローンという選択肢もあります。使用用途に制限がないため、医療費の支払いにも使えます。
病院でのクレジットカード利用について知っておくべきこと
クレジットカードが使える病院では、どのようにクレジットカードカードを利用できるのでしょうか。初めての方に向けて、知っておくべきことをまとめました。
どのような種類のクレジットカードを使うことができる?
クレジットカードの種類はMastercard、Visa、JCB、American Express、などがありますが、どのクレジットカードが使えるかは病院によって異なります。各病院の公式サイトや、病院の受付などで利用可能なクレジットカードを確認しましょう。
日常のお買い物で利用している店舗と同じように、利用可能な国際ブランドのロゴが提示されています。
入院費用や薬の購入の支払いでもクレジットカードを使うことができる?
入院費や手術費などの高額な費用のお支払いにも、クレジットカードが使えるケースが増えています。通院する病院の支払方法を確認しておきましょう。
また、薬を提供する調剤薬局でもクレジットカード払いの導入が進んでいます。クレジットカードが利用可能かどうかは、病院と同じく国際ブランドのロゴが提示されているかで確認が可能です。
クレジットカードでお支払いした医療費は控除対象になる?
クレジットカードでのお支払いでも、医療費の控除を受けられます。医療控除とは、その年の1月1日から12月31日まで(1年間)の医療費の支払いの合計が一定の金額を超えた場合に、所得から一定額を控除することで税負担を軽減する制度です。ただし、分割払いで発生する手数料は、医療費控除の対象外となるため、注意してください。
なお、クレジットカードで12月に支払った場合、実際に銀行口座から引き落とされるのは翌月の1月になることが多いですが、控除における考え方は、「クレジットカードでお支払いした日」=「支払日」となります。医療費をクレジットカード会社が立て替えて支払っているため、12月が支払日という認識になるのです。
病院でクレジットカード払いするならオリコがおすすめ
病院で医療費をクレジットカード払いにするなら、オリコのクレジットカードがおすすめです。どのクレジットカードにするか悩んでいる方は、以下の4種類から選んでみてください。
- Orico Card THE POINT
- Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
- Orico Card THE PLATINUM
- Orihime
Orico Card THE POINT
「Orico Card THE POINT」は、還元率が常に1.0%以上あるクレジットカードです。100円で1オリコポイントがたまり、入会してから6ヵ月はポイント還元率が2.0%にアップします(※5,000ポイントまでが上限です)。
病院の治療費など大きな出費のお支払いに利用することで、おトクにポイントをためることができます。
また、年会費無料で利用できることも大きなメリットです。いざという時への備えとして、持っておいて損はないカードといえます。
Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD
「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」は、旅行先などにおける万が一の備えを意識している方におすすめです。国内外の旅行傷害保険がついており、万が一のアクシデントにあった際の補償を受けられます。補償内容は以下の通りです。
保険の種類 | 補償項目 | 保険金額 |
---|---|---|
会員(家族会員含む) | ||
海外旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円限度 | |
疾病治療費用 | 200万円限度 | |
携行品損害 | 20万円限度 (免責金額1事故3,000円) |
|
賠償責任 | 2,000万円限度 | |
救援者費用等 | 200万円限度 | |
国内旅行傷害保険 | 死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
手厚い補償がついているため、例えば海外出張で急病になり、病院を受診しても、条件を満たしていれば補償されます。その病院がクレジットカードに対応しているなら、医療費の支払いにももちろん使えるため、旅行中の備えになってくれます。
また、海外でもキャッシングが利用できるため、現金が必要な場合にも対応できます。年会費は1,986円(税込)とリーズナブルながら、充実した付帯サービスがついたクレジットカードです。
- 特長
-
1年会費:1,986円(税込)
-
2還元率は常に1.0%以上!100円で1オリコポイントがたまります!
-
3入会後6ヵ月間はポイント還元率が2.0%にアップ!
-
4オリコモールのご利用でさらに1.0%のオリコポイントを特別加算!
-
5電子マネーiD、QUICPayのご利用でさらに0.5%のオリコポイントを特別加算!
-
6ショッピングリボ払いのご利用でさらに0.5%のオリコポイントを特別加算!
-
7たまったオリコポイントは500ポイントからリアルタイムに交換可能ですぐに使えます!
-
8最高2,000万円の海外旅行傷害保険が付帯!
-
9国内外の宿泊施設、飲食店等の各種施設が優待価格で利用可!
-
-
※入会後6ヵ月間の特別加算ポイントは期間中最大5,000オリコポイントとなります。
Orico Card THE PLATINUM
「Orico Card THE PLATINUM」は医療に関するサポートを受けたい方にぴったりな一枚です。「オリコマイドクター24H」というサービスを提供しており、保健師や看護師などの医療スタッフ(コンシェルジュ)に相談できます。
24時間365日対応している健康相談ダイヤルで、会員さまの症状や希望を伺ったのち、通話をサポートしながら専門医と3者間で相談が可能です。19分野の専門医の中から、お客さまの相談内容に見合う経験豊富な専門医と話ができます。
医療機関データベースから全国の約8,000施設ある病院、約90,000施設ある診療所をご案内いたします。親身に話を聞いてくれるため、自分の症状を安心してお伝えできるでしょう。
年会費が20,370円(税込)かかるものの、空港ラウンジ&シティラウンジサービスやSIMサービスなどの付帯サービスが豊富です。年会費以上のサービスを受けられるため、ぜひご検討ください。
- 特長
-
1年会費:20,370円(税込)
-
2最高のポイント還元率!常時1.0%以上、誕生月の還元率は2.0%。
-
3コンシェルジュサービス!24時間・365日さまざまなご要望にお応えします。
-
4多彩な空港サービス!国内外の無料空港ラウンジサービス、無料手荷物宅配など。
-
5豊富なT&Eサービス!厳選レストラン1名無料など。
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6充実付帯保険!最高1億円の旅行傷害保険、業界初の個人賠償責任保険など。
-
7SIMサービス「Global Data Roaming by Flexiroam」を付帯
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824時間365日対応の健康相談ダイヤル『オリコマイドクター24H』を付帯
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Orihime
「Orihime」には、「健康コンシェルジュ」というサービスが付帯しています。健康コンシェルジュでは、電話を通じて健康に関する様々なサポートを受けることができます。19分野の専門医によるセカンドオピニオンや、全国の病院や診療所の情報(場所、診療時間、診療科、専門医など)を提供しています。電話対応は、保健師、助産師、看護師、管理栄養士、ケアマネジャーといった経験豊富な医療専門職が行います。さらに、女性特有の悩みに対しては、各地の女性医師と直接電話相談ができるように手配します。
他にも、国内・海外の宿泊施設を会員優待価格で利用できる「Orihime Club Off」が付帯しており、特に女性に嬉しい特典が満載のクレジットカードです。年会費は初年度無料で、年間10万円以上のショッピング利用で次年度の年会費3,300円(税込)も無料になります。
まとめ
クレジットカードは病院の医療費を支払う際にも使用できます。しかし、全ての病院で使えるわけではないため、事前にクレジットカードに対応しているかを確認する必要があります。
医療費をクレジットカード払いにすると、現金がない時にも決済が行えて、お支払金額に応じたポイントがたまるため、おトクに活用可能です。ただし、ご利用可能枠を確認しておかないと、医療費を支払えない可能性があるため注意してください。
初めてのクレジットカードや2枚目以降をお求めの方は、ぜひオリコのクレジットカードをご検討ください。
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