クレジットカードは病院の医療費の支払いで使用することはできるの?
記事公開日:2020年6月25日
最終更新日:2022年6月16日
突然のケガや病気で緊急で病院に行くことになったり、あるいは小さなお子さんがいて夜間に発熱して救急外来にかかったりなど、予期せずに治療が必要となることがあります。しかし、急いで病院に行くことに気を取られて治療後の会計時になり持ち合わせの現金が少ないこと気が付き、「支払いをどうしよう…」と困ることもあるでしょう。クレジットカードであれば手元に現金がなくても支払いができますが、病院で使用することはできるのでしょうか。今回は、病院におけるクレジットカードの利用について紹介します。
病院でクレジットカードは使用できる?
結論からいうと、病院でもクレジットカードを使うことができます。しかし、全ての病院ではなく、使える病院と、使えない病院があるのが現状です。医療費のお支払いにクレジットカードを使えるようにしてほしいとの強い要望を受け、総務省は医療機関に対して、クレジットカードによる医療費の支払いを可能にするよう呼びかけを行っています。特に国や独立行政法人等が運営する病院において、クレジットカードでの支払方式の導入が進んでいます。また、クレジットカードだけではなく電子マネーでの支払方式を導入している病院もあります。
参考:総務省「カードによる医療費の支払方式の拡大について」
クレジットカードが使える病院と使えない病院があるのはなぜ?
一口に病院といっても、自治体が運営する「公立病院」、大学がかかわる「大学病院」、医療法人が運営する「一般病院」、さらに個人が開業する「クリニック」など、運用する組織や個人によって、その種類もさまざまです。クレジットカードでのお支払いをできるようにするかどうかの判断は病院によって異なるわけです。そのため、クレジットカードが使える病院と使えない病院があります。
クレジットカードが使用できる病院についてのよくある質問
では、クレジットカードが使える病院では、どのようにカードを使用できるのでしょうか。疑問について紹介します。
どのような種類のクレジットカードを使うことができる?
病院で使えるクレジットカードの種類には主にVisa、JCB、American Express、Mastercardなどがあります。どのクレジットカードが使えるかどうかも病院によって異なります。各病院の公式サイトや、病院の受付などで利用可能なクレジットカードを確認しましょう。日常のお買い物で利用している商店と同じく利用可能な国際ブランドのロゴが提示されています。なお、支払回数に関しては、いずれのクレジットカードでも医療費の場合には原則的に一括払いとなっています。
入院費用や薬の購入の支払いでもクレジットカードを使うことができる?
入院費や手術費などの高額な費用のお支払いにも、クレジットカードが使えるケースが増えていますので、通院する病院の支払方法を確認しておきましょう。また、薬を提供する調剤薬局でもクレジットカード払いの導入が進んでいます。クレジットカードが利用可能かどうかは、病院と同じく国際ブランドのロゴが提示されているかで確認が可能です。
クレジットカードでお支払いした医療費は控除対象になるのか?
医療費のお支払いには、医療控除の制度があります。その年の1月1日から12月31日まで(1年間)の医療費の支払いの合計が一定の金額を超えた場合、その人の税負担を軽くするために、所得からいくらかを控除する制度ですが、クレジットカードでのお支払いも医療費控除の対象となります。
12月に医療費をカードで支払った場合、引落日は翌月の1月になるため、「年をまたいだら、その年の控除対象にならないのでは?」という疑問もあるかもしれませんが、クレジットカードでお支払いした日が支払日となります。支払う医療費をクレジットカード会社が立て替えて支払った日となりますので、その年の控除対象になります。
医療費の支払いにクレジットカードを利用する3つのメリット
現金が手元になくてもお支払いができる
診察は昼だけとは限りません。小さなお子さんをお持ちの方にとっては、夜間の急な体調不良で救急外来にかかることもあるでしょう。また、体調が悪くATMからお金を引き出す余裕がない場合もあるでしょう。そのような手元に現金がない場合でも、クレジットカードがあれば治療費を支払うことができます。
現金のやり取りの手間が省ける
現金でのお支払いの場合、財布からお札や小銭をとり出して現金を数えたり、お釣りを受けとったりなど時間がかかりますが、クレジットカードであれば現金のやり取りの必要はなく、カード1枚でお支払いが完了するので、時間と手間が省けます。
ポイント還元がある
医療費の支払いに限ったことではありませんが、クレジットカードをご利用された場合にはポイント還元があります。ご利用代金に応じてポイントをためることができ、ポイントはギフト券などへの交換が可能です。利用できる医療機関であれば、クレジットカードを使って賢くお支払いをしていきましょう。
クレジットカードを使うのなら、どのクレジットカードでお支払いするかについても検討してください。オリコのクレジットカードには以下のようなメリットがあり、ポイントがためやすく使いやすいです。ぜひこの機会にご検討ください。
オリコのクレジットカードはここがおすすめ!
家の近くの病院でクレジットカードを使えるか確認しておこう
利用する可能性の高い、家の近くの病院でクレジットカードが使えるか確認しておきましょう。家族のケガや病気で、急いで病院に行く場合でも、スマホや財布、家の鍵など最低限の手荷物を準備することになるかと思います。予め確認し、クレジットカードが使える場合には財布にお金が入っているかを確認する手間が省けます。
万が一の際に、いち早く行動できるように、念を入れて「どの症状のときにどの病院に行けば良いか」などさまざまなことを確認し、シミュレーションをしておくと冷静に行動しやすくなります。その確認することの1つに「クレジットカードが使えるかどうか」が挙げられるでしょう。クレジットカードが使えない場合には、どこに銀行・ATMがあるかを調べ、病院に行った後の動きもシミュレーションしてみてください。
病院で利用するのにおすすめのクレジットカードは?
病院で利用するクレジットカードであれば、ポイントがためやすい「Orico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)」がおすすめです。ポイント還元率は常に1.0%以上と高く、入会後6ヵ月以内は2.0%のポイント還元率となります※。さらに年会費が無料なので、クレジットカードを作るのが初めての方にもおすすめです。詳しい情報については、Orico Card THE POINTのページをご参照ください。お申込資格や付帯サービスについて分かりやすく紹介しています。
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今回は、病院におけるクレジットカード利用について紹介しました。現金の受け渡しをする時間や手間が省け、スムーズに会計処理ができることから、クレジットカード払いを導入する病院が増えつつあります。今回ご紹介した内容を参考にしながら、実際のカード利用にぜひお役立てください。
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