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カードローンは何社まで借入れできる?複数社利用のデメリットは?

なるほど豆知識 カードローンは何社まで借入れできる?複数社利用のデメリットは?

記事公開日:2022年04月21日
最終更新日:2024年03月24日

突然まとまったお金が必要になったときに、カードローンは便利なサービスです。まとまったお金が必要になった際、1つの会社ではなく複数の会社でカードローンを申込むことが可能なのか、気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は、カードローンを複数社で利用する際の注意点などについて詳しくご紹介します。

カードローンは何社まで借りることができる?

結論からいえば、カードローンを利用する際に、カードローン発行会社(貸金業者)数についての規制はありません。審査にさえ通れば、複数の貸金業者の利用は可能です。しかし、お借入れできる金額には、上限がありますので注意が必要です。貸金業法において「総量規制」として借入上限が定められています。

総量規制とは?

総量規制とは、貸金業法において利用者保護のために定められており、貸金業者から借りられるお金の総額の上限を規制するものです。総量規制は、2006年12月に改正された貸金業法によって公布され、2010年6月に完全施工されました。総量規制の詳しい情報は、以下のページでもご確認できます。

総量規制の内容は、簡単に説明すると「貸金業者が行う貸付は、本人の年収の3分の1を超えてはならない」というもので、お金を借りる側からすると、「年収の3分の1までしかお借入れできない」という制度です。なお、この総量規制は各カードローン会社単位の上限ではなく、各個人が貸金業者から借り入れできる全体の上限となります。そのため、複数のカードローン会社からのお借入れは可能ですが、すでに利用しているカードローンで総量規制の上限の利用があれば別の貸金業者から借り入れすることはできません。

カードローンに複数申込むとどんなことが起きる?

では、複数社にお申込みをすると、どのようなことが起きるのでしょうか。ここでは、注意点とあわせてご紹介します。

信用情報の履歴が残る

貸金業者にカードローンのお申込みをすると、個人の信用情報に記録されます。この個人の信用情報とは、指定信用情報機関という第三者機関が管理している情報です。

貸金業者は、新規契約(または利用可能額増額など)のお申込みを受けると、指定信用情報機関にお申込者の情報を照会します。これにより、お申込みをした方の過去のお申込履歴や信用度を調査する仕組みです。

そのため、新規お申込みの審査の段階で、貸金業者は、利用者がほかにどのようなカードローンを申込んでいるのか、もしくは使っているのかどうかを把握しています。過去に複数のお申込履歴があると、貸金業者によっては審査に影響を与える可能性もあります。

利用情報や返済情報の記録が残る

貸金業者は、個人の信用情報とは別に自社へのお申込履歴を独自に登録し、管理しています。

指定信用情報機関に登録されている信用情報は、保有期間が決められています。しかし、金融機関や貸金業者によっては、利用者のカードローンにおける利用情報や返済情報は各社のルールで管理されています。過去に解約したカードローンにおいて、滞納などを繰り返し行っていた場合、改めて同じ会社にお申込みをしたとしても、それぞれの会社に登録されている情報をもとに、こちらも審査に影響を与える可能性があります。

なお、カードローンの入会審査については、以下のページで詳しく紹介しています。審査に必要な情報や書類について詳しく知りたい方は、ぜひご参照ください。

カードローンでの複数借入れの注意点(デメリット)

複数の貸金業者からお借入れを行った際にデメリットはあるのでしょうか。ここでは、カードローンを複数お借入れするデメリットと注意点について詳しくご紹介します。

ご返済の頻度や金額が増えやすい

複数の貸金業者でカードローンを利用するということは、それだけご返済の頻度や金額が増えやすくなります。
そのため、利用するカードローンが増えるほど、管理が大変になるというのがデメリットです。しっかり管理できずに延滞や遅延を起こしてしまうと、信用情報に遅延情報が登録されてしまう可能性もあります。

毎月の利息の負担が増えやすい

複数の貸金業者のカードローンを利用していると利息が増えやすく、ご返済期間が長期化するケースもあります。カードローンは、利用可能額が増えるほど金利(貸付の利率)が下がりやすいため、例えば同じ金額をお借入れするのであれば、1つのカードローンにまとめたほうが利息の発生を抑えやすくなります。反対に複数の貸金業者でカードローンを利用していると、利息が増えやすくなるのです。

手数料の負担が重くなりやすい

カードローンのご返済にATMなどを利用すると、ATMを利用するたびに手数料が必要です。手数料が無料というケースもありますが、複数の貸金業者のカードローンを利用していると、返済の回数は金融機関や貸金業者の数に比例して増えます。そのため、長い目で見ると手数料の負担が重くなる点も、デメリットの1つとして挙げられます。

お借入金額が不明確になりやすい

カードローンは計画的に利用することが重要ですが複数の貸金業者からお借入れを行っていると、合計でいくらのお金を借りているのか把握しにくくなります。そのような状況に陥ると、返済計画を立てることも困難です。結果として冠婚葬祭や突然の病気など、どうしても急ぎでまとまったお金が必要になった際、すぐにお金を用意することができなくなることもあり得ます。

複数のお借入れの前にご利用可能枠の増額を検討しよう

利用しているカードローンのご利用可能枠よりも大きな金額が必要になった際には、複数のカードローン会社を利用するよりも1つのカードローン会社でご利用可能枠の増額申請をすることによってメリットがあります。ここでは、カードローンご利用可能枠の増額申請においてのメリットや審査条件について詳しくご紹介します。

カードローンのご利用可能枠の増額におけるメリット

前出の項目でも少し触れましたが、カードローンは一般的にご利用可能枠が多いほど、金利(貸付の利率)が低く設定されやすくなります。そのため、利息の面でも同じカードローンでご利用可能枠を増額する方にメリットがあるといえます。また審査期間においても、新規でお申込みをするよりも短時間で済みやすい点もメリットとして挙げられるでしょう。

このほかのメリットとしては、お借入金額の管理が楽になることです。複数の貸金業者でカードローンを利用していると、どうしても管理が複雑になります。1つの会社だけを利用すると、ご返済の頻度も少なくなるので楽に管理を行えます。

カードローンのご利用可能枠の増の審査条件は?

ご利用可能枠の増額申請は、貸金業者によって異なりますが、主にインターネットや電話、郵送などの方法での手続きになります。詳しい方法は、利用している貸金業者の公式サイトを確認してみましょう。ご利用可能枠の増額申請の審査条件におけるポイントは以下の2点です。

返済の遅延
ご利用可能枠の増額申請の審査には、それまでの利用履歴における返済実績が重要なポイントの1つになります。毎月きちんと決められた金額をご返済していれば、信用につながりその分審査に通りやすくなるといえます。反対に、返済の遅延があった場合は審査に通りにくくなってしまいますので、日頃から遅延などがないように気をつけておくことが大切です。
収入の増減

契約時当初より、収入が増えているかどうかという点も、増額申請の審査に影響しやすいポイントです。これは前述のとおり、貸金業法において総量規制が定められているためです。収入が増えていれば、総量規制の枠も高くなる上、返済能力の面でも信用度アップにつながりますので、審査に良い影響を与えやすくなります。

なお、オリコのカードローンでご利用可能枠の増額申請をする場合、手続きは「eオリコ」のページで受け付けています。詳しい手続き方法については、以下のページにて詳しく紹介しています。

ここが便利! eオリコなら、カンタン操作でご希望のご利用可能枠変更のお申込みができます!

カードローンのご利用可能枠の増額の注意点

カードローンのご利用可能枠の増額申請の際には注意すべき点もあります。増額申請にあたって、下記2点のいずれかに該当する場合は、所得証明書の提出を求められる可能性があります。

  1. 既存の借入残高を含めて、50万円を超える借入れを行う場合
  2. 他社からの借入残高を含めて、合計100万円を超える借入れを行う場合

年収を証明する書類とは【貸金業界の状況】 | 日本貸金業協会別ウィンドウで開きます

上記は貸金業法で定められています。借入金額が高額になれば、返済能力について確認する必要性が高まります。なお、上記に該当しない場合でも各社の審査基準等により、所得証明書を求められるケースがありますので、事前に準備をしておいたほうが良いでしょう。主な所得証明書として、源泉徴収票や給与の支払明細書、確定申告書などが挙げられます。

なお、オリコが所得証明書として受付できる書類や書類事の有効期限、ご注意事項については「所得証明書類について別ウィンドウで開きます」でご確認ください。

すでに複数お借入れをしている場合はおまとめや借り換えも手

すでに複数の貸金業者から借入れを行っている場合は、カードローンのおまとめや借り換えという方法もあります。

カードローンの借り換えとは、「契約中のカードローンを別のカードローンに切り替えること」を指します。具体的な方法としては、別のカードローンで借入れを行い、契約中のカードローンを完済させることで、借り換えが完了になり、借り換え後は、新たなカードローンで返済を継続するという仕組みです。

カードローンのおまとめは、「複数契約しているカードローンを一本にまとめること」、という意味で使用されます。借り換えとは意味合いが異なりますので、注意しましょう。

カードローンのおまとめや借り換えすることによって、金利(貸付の利率)をさげることができたり、返済をまとめることで返済計画がたてやすくなったりと、返済の延滞などが起こりにくくなります。

カードローンのご返済は計画的に

カードローンを複数申込むことは可能ですが、複数のカードローン会社を利用することによって起こるデメリットも多数あります。カードローンを利用する際に1番大切なことは、計画的に返済をすることです。

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カードローンを複数発行して発生するデメリットを考えると、やはりカードローンは1社だけに絞るほうが良いでしょう。汎用性の高いカードローンが1枚あれば、おまとめや借り換えを検討する必要もありません。オリコのカードローン「CREST」シリーズは、年会費が無料です。オリコはクレジットカードも年会費無料のカードが豊富で、ポイントの還元率が高いなどメリットも多く、はじめてカードローンを作る方でも安心です。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。

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