カードローンの借り換えとは?どんなメリットがあるの?
記事公開日:2021年07月02日
最終更新日:2023年07月06日
カードローンの返済負担を軽くするための方法として、カードローンの借り換えがあります。より金利(貸付の利率)の低いローンに借り換える手段ですが、どのようなメリットがあるか知らない方も多いでしょう。今回は、カードローンの借り換えについてメリットや注意点を解説するとともに、借り換えまでの流れやおまとめとの違いも紹介します。
カードローンの借り換えとは?
カードローンの借り換えとは、契約中のカードローンを別のカードローンに切り替えることです。同じような手段として「おまとめ」もあります。カードローンの乗り換えを検討しているのであれば「おまとめ」との違いも把握しておくことが大切です。続いては「借り換え」と「おまとめ」の違いに触れながら、それぞれの特徴について解説します。
「借り換え」と「おまとめ」の違い
カードローンの「借り換え」と「おまとめ」は、いずれも契約しているカードローンの返済負担を軽くする手段ですが、それぞれに特徴が異なります。
言葉 | 意味 |
---|---|
カードローンの借り換え | 契約中のカードローンを別のカードローンに切り替えること |
カードローンのおまとめ | 複数契約しているカードローンを一本にまとめること |
「借り換え」とは
カードローンの借り換えは、基本的に現在契約しているカードローンから、別のカードローンに切り替える方法です。具体的には、契約中のA社のお借入れ分について、B社のカードローンでお借入れを行い完済させます。その後B社のお借入れのみを返済していく仕組みです。いわば「カードローンのお引越し」ともいえる手段です。現在利用しているカードローンの金利(貸付の利率)やサービスについて再考したい方は、借り換えを検討するのも良いでしょう。
「おまとめ」とは
「おまとめ」の場合は、複数のカードローンを一本化するという意味で使われるのが一般的です。複数社からお借入れをしている場合、返済期日や返済金額がそれぞれ異なるため、お借入れの状況が分かりにくくなります。そこで、個々に返済していたお借入れを、「おまとめ」することで管理がしやすくなります。借り換えとは意味合いが変わってくるため、混同しないように注意が必要です。
カードローン借り換えまでの流れ
カードローンの借り換えをスムーズに進めるためには、事前に流れを確認しておくことが大切です。続いては、カードローン借り換えまでの流れを3つのステップで解説します。
借り換え先のカードローンを選ぶ
まずは、借り換え先のカードローンを選ぶ必要があります。そもそも、カードローンの借り換え行う主なメリットは、金利(貸付の利率)を抑えて返済負担を軽減させることです。そのため、慎重に選ばなければ、いざ借り換えてみたら負担が増えてしまうことになります。金利(貸付の利率)等現在のお借入れの状況から、借り換えて意味のあるカードローンを選ぶようにしましょう。詳しい選び方は後述するのでぜひご覧ください。
審査が行われる
借り換えにあたり新規でカードローンを契約する場合は新規発券となりますので審査が行われます。お客さま個人の情報やお勤め先の情報(お勤めの方)をもとに、カード会社が審査をします。
借り換え金額と返済金額を決める
借り換えをする場合は、借り換え金額と返済金額を決める必要があります。契約中のカードローン残高によっては、全額借り換えるのも良いでしょう。全額借り換えが難しい場合は、一部だけ借り換えをする方法もあります。一部だけの借り換えでも、利息が軽減されることも少なくありません。ご利用状況や自身の返済プランから自分に合った借り換えを行いましょう。
また、長期的な計画を立てず、月々の返済金額を減らしたいという思いだけで借り換え金額を決めると、結果的に利息の負担が増えることもあります。月々の返済金額が減ると返済期間が延びてしまうためです。借り換える前に、全体的な返済シミュレーションをしながら計画的に実行しましょう。
カードローンを借り換えるメリット
続いては、カードローンを借り換えるメリットを解説します。
返済金額を抑えやすくなる
カードローンを借り換えることで、カードローンの返済金額を抑えやすくなります。これは金利(貸付の利率)が低いカードに切り替えることで、発生する利息を抑えやすくなるためです。例えば100万円の借入を1ヵ月の借入期間で借りた場合、金利が5.0%(実質年率)と15.0%(実質年率)では以下のように利息の金額も大きく差が生まれます。
金利(貸付の利率)の割合 | 計算方法 |
---|---|
実質年率5.0% | 借入金額(100万円)× 実質年率5.0% ÷ 365日 × 借入期間(30日)=4,109円 |
実質年率15.0% | 借入金額(100万円)× 実質年率15.0% ÷ 365日 × 借入期間(30日)=12,328円 |
-
※上記の例は閏年ではない場合です。
特に返済期間が長期化するほど、利息が返済総額に与える影響も比例して大きくなります。カードローンの金利が数%違うだけでも、返済金額が大きく増減します。
新たな付帯サービスを受けられる
さらに、カードローンはカードによって付帯するサービスが異なります。例えば、カードによっては「宿泊施設の割引サービス」や「レジャー施設の優待サービス」などが利用できるものも珍しくありません。新たなカードローンに切り替えることで、切り替え前のカードローンにはなかったサービスを受けられます。返済金額の減少だけではなく「新しいカードのサービスを利用したい」という目的で、切り替えを検討するのも良いでしょう。
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カードローンを借り換える注意点
一見すると「良いこと尽くめ」という印象を受けるカードローンの借り換えですが、いくつかの注意点も存在します。
審査を通過する必要がある
どのカード会社を利用するにしても、カードローンの契約は審査が必要となります。これは「利用者が無理なくご返済が可能かどうか」を確かめるだけではなく、なりすまし(名義冒用)被害を防止する目的があるためです。カードローンの借り換えは基本的に「新たなカードローンに契約しなおす」という特性上、審査が行われます。審査に通らなければ、新たなカードローンへの借り換えができないという点を留意しておきましょう。
この審査は、クレジットカードやカードローン(ローンカード)など、どのようなカードを発行するうえでも必ず必要です。「どのような流れで審査が行われるの?」「具体的な審査内容は?」という点を知りたい方は、以下のページをご参照ください。
必ず返済金額を抑えられるとは限らない
借り換え後に金利(貸付の利率)が下がったとしても、返済金額を抑えられるとは限りません。例えば、月々の返済の金額を低くすると完済までの期間が延びてしまう分、利息の合計が借り換え前より増える可能性もあります。カードローンを借り換える場合は、借り換え前と借り換え後の返済金額をそれぞれで比較することをおすすめします。
返済金額の具体的な算出方法としては、カード会社が提供しているシミュレーションなどを利用すると良いでしょう。オリコの返済シミュレーションは、以下のページでご利用いただくことが可能です。月々の返済金額や返済期間、返済の合計金額などが知りたい方はぜひご活用ください。
新しいサービスに慣れる必要がある
金融機関によって、提供されるカードローンサービスの特徴も様々です。既存のカードローンに使い慣れていた場合、借り換えによって利便性が損なわれることも少なくありません。キャッシングで利用できるATMも、カードローンを提供する金融機関によって異なるため、よく利用するATMが使えなくなることもあります。また、ATM利用手数料も異なるため注意が必要です。
借り換え先のカードローンの特徴がどうか、ATM利用手数料はかかるのかなど細かな点にも留意して借り換えるようにしましょう。
借り換えに向いている方と向いていない方
カードローンの借り換えは金利(貸付の利率)が抑えられる可能性があるため、場合によっては返済負担を軽減させるうえで役立つ手段です。しかし、すべての方に借り換えが向いているわけではありません。続いては、借り換えに向いている方と向いていない方について詳しく解説します。
借り換えに向いている方
契約中のカードローンについて金利(貸付の利率)が高いと感じている方は、カードローンの借り換えに向いています。金利が高いと、その分発生する利息も高くなるため返済総額が高くなります。より金利の低いカードローンに借り換えることで、利息の総額が軽減されるだけでなく、借入金額(元金)もはやく返済が進むこととなるため返済期間も短くなります。
借り換えに向いていない方
そもそもカードローンの借り換えは、金利(貸付の利率)の低いカードローンに切り替えて返済負担を軽減させることが主な目的です。そのため、すでに契約しているカードローンの金利が低ければ、借り換えをする利点があまりありません。これまで借りていたカードローンよりも高い金利が適用されれば、利息負担が大きくなるため注意しましょう。
借り換え先の選び方
カードローンの借り換え先を選ぶ際に大事になるのが、金利(貸付の利率)の低さです。現状のカードローンよりも金利が低くならなければ、借り換えをする意味があまりありません。借り換えの主な目的は返済負担を減らすことであり、金利が低いカードローンを選ぶようにしましょう。
また、年会費が無料かどうかも押さえておく必要があります。年会費がかからないカードローンおすすめです。その他、ご利用可能枠についても要チェックです。収入とのバランスを考えたうえで検討するようにしましょう。
オリコでカードローンの乗り換えを考えている方は「CREST」がおすすめです。ご利用可能枠の金額が高いカードローンや年会費が無料のカードローンを作りたい方は、ぜひご検討ください。
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