「審査なし」のカードローンは存在しない!審査が必要な理由やおすすめカードローンを紹介
記事公開日:2025年8月13日
最終更新日:2025年8月13日
カードローンを検討する際、「審査なしで借りられるところはないの?」と考えている方もいらっしゃるかも知れません。しかし、お金を借りるには必ず審査が必要です。貸金業法では、貸金業者は返済能力の確認(審査)が義務付けられています。これは、利用者が無理なく返済できるようにし、貸金業者が適切に貸付を行えるようにするための重要なルールです。
本記事では、なぜカードローンに審査が必須なのかを詳しく解説します。また、初めてで不安な方でも安心してカードローンを利用するための正しい知識をご紹介します。
審査なしでお借入れできるカードローンは存在しない
前述の通り、カードローンを提供する貸金業者は必ず審査を実施しなければなりません。また、貸金業者は貸金業法で定められた総量規制というルールを守る義務があります。
総量規制とは、お借入残高が年収の3分の1を超えると、新規のお借入れができなくなるという規則です。利用者の年収を確認して総量規制に抵触しないか、また個人信用情報をもとに返済能力に問題ないかを調査するために、審査が行われています。
専門家のワンポイントアドバイス
- 飯田氏:
- 金融庁では利用者が安心してお金を借りられるように上限金利を設けており(利息制限法および出資法)、お借入金額に応じて上限金利は年15.0~20.0%に設定されています。

利用者が多重債務などの深刻な事態に陥るのを防ぎ、貸金業者が貸倒れリスクを回避するためにも、審査は必須です。貸金業者は、お借入れのお申込みがあった際、以下のような情報を把握して審査を行います。
- 年収
- 勤務先
- 勤続年数
- 他社でのお借入状況
本来「審査なし」で利用できるカードローンは存在しません。そのような貸金業者は悪質なので利用してはいけません。
カードローンの審査は、自分自身を守るための重要な仕組みです。カードローンを安全に利用するためにも、貸金業を営むために必要な登録を受けた貸金業者を選びましょう。
そもそもカードローンはお申込条件を満たしていないと審査に進めない
カードローンは、貸金業者が定めている条件を満たしていないと、お申込みができません。条件は、年齢や安定した収入があるなどの基準が一般的です。
詳細は各社で異なり、例えば75歳までお申込みできる貸金業者もあれば、65歳までというところもあります。「安定した収入」という基準も異なり、パート・アルバイトでも一定の収入が毎月あるならお申込可能なケースもあります。
各社が掲げる上記のような条件を満たしていなければ、そもそもお申込自体を受け付けてもらえず、審査に進むことすらできません。お申込み前に、自分が希望するカードローンがどのような条件を設けているかを、必ず確認してください。
オリコのカードローンは、満20歳以上で安定した収入のある方がご利用いただけます。詳細は以下のページをご覧ください。
専門家のワンポイントアドバイス
- 飯田氏:
- カードローンをお申込みの方は、年齢や雇用形態など、さまざまであるのが現状です。また、「安定した収入」については、貸金業者で独自の審査基準を設けているため、「この条件をクリアしていたら完璧」等の全貸金業者共通の条件はないと言えるでしょう。

お申込み後は、提出された情報や書類をもとに審査が行われます。審査が終わり、契約手続きが完了すると、数日後にカードが届きます。
オリコの場合、オンライン申込で引落口座を指定されていない方は、カードの受取後に口座振替依頼書の記入が必要です。カードのお受取りは郵送後3営業日が目安ですが、郵便事情によって遅れる場合もあるので、あらかじめご了承ください。
カードローンの審査について、より詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
審査が甘い・通りやすいカードローンはある?
カードローンを検討する際、「審査が甘い」「誰でも通りやすい」貸金業者を利用したいと考える方もいらっしゃるでしょう。しかし、そのようなカードローンは存在しないと考えましょう。各貸金業者はそれぞれ独自の審査基準を設けており、その内容は公開されていません。また、特定の貸金業者の審査が甘いということはありません。
まずは、ご自身の状況とカードローンのお申込条件をしっかりと確認することが重要です。そのうえで、条件に合致する複数の選択肢を比較検討し、自分にマッチするカードローンを選びましょう。
専門家のワンポイントアドバイス
- 飯田氏:
- 中にはどうしてもカードローンの審査に通りたいからと、年収を多く記入したり、勤続年数を長く記入したりして、少しでも審査上の印象をアップさせようと虚偽の申告をする方もいるようです。しかし、虚偽の申告をした場合はカードローンの利用ができなくなります。申込書には正確な内容を記入しましょう。

審査なしでお金を借りる方法はあるのか?
審査なしでお金を借りる方法はあるのか、気になる方もいらっしゃることでしょう。カードローンの他にお金を借りる方法としては、主に以下の4点が考えられます。それぞれの概要や審査の有無などを見ていきましょう。
- クレジットカードのキャッシング機能を活用する
- 質屋から融資を受ける
- 生命保険の契約者貸付制度を利用する
- 家族や友人から借りる
クレジットカードのキャッシング機能を活用する
既にお持ちのクレジットカードにキャッシング機能がある場合は、その上限額の範囲内で、新たな審査を受けることなくいつでもお借入れ可能です。しかし、キャッシング機能をそもそも付けていない場合は、別途お申込みと審査が必要です。新規でクレジットカードを作る際にも、審査が必要になります。
クレジットカードのキャッシングについては、以下の記事で詳しく解説しています。参考にしてみてください。
質屋から融資を受ける
質屋は、預けた品物の価値を担保にお金を借りる仕組みです。ブランド品や腕時計、貴金属などの価値ある品物をお持ちの場合は、質屋から融資を受けるのも方法の一つです。
まずは品物を質屋に持ち込み、査定を受けます。査定額に納得できれば、品物を預ける代わりに、融資を受け取れます。
しかし預かり期間内に借りたお金と利息を返済しなければ、所有権が質屋に移るため、預けた品物は返ってきません。
融資額は質屋に左右されるため、必ずしも希望した金額を借りられるとも限らない点には注意しましょう。
生命保険の契約者貸付制度を利用する
解約した際に解約返戻金が受け取れる、終身保険や養老保険などの生命保険に加入されている場合、契約者貸付制度を利用できる可能性があります。契約者貸付制度は、将来保険を解約した場合に受け取ることができる解約返戻金の一部を、保険契約を継続したまま前借りするというものです。
しかし、お借入れしたお金を返済しないまま放置してしまうと、万が一の死亡時や満期時に、受取れる保険金からお借入れした分が差し引かれることになります。生命保険の本来の目的である「万が一への備え」を失ってしまうことがないように、慎重に利用しましょう。また、保険の加入時には別途審査が必要ということも理解しておきましょう。
専門家のワンポイントアドバイス
- 飯田氏:
- 生命保険の解約返戻金は、あらかじめ自分が支払った保険料の一部が戻ってくるというものです。契約者貸付制度は「これまでに保険料をいくら支払ったか」も影響するため、必ず希望の金額を借りられるわけではない点に注意して下さい。たとえ同じ保険料を支払っていても、加入している保険の種類によって借りられる金額は異なります。思っていたよりも借入可能額が少ないときには、カードローンの利用を視野に入れてもいいかもしれませんね。

家族や友人から借りる
家族や友人といった親しい間柄の人から借りるという方法もあります。この場合、もちろん審査手続きは必要ありません。個人間で貸し借りが行われるため、当事者間次第で、利息なしで借りられるかもしれません。返済日や返済方法についても、関係性次第では比較的柔軟に相談できるでしょう。
しかし、身近な人から頻繁にお金を借りると、これまで築き上げてきた信頼関係に影響が出てしまうかもしれません。審査がないからこそ、これまでの信用が崩れないように、慎重に行動することが大切です。
家族や友人から借りるケースを除くと、基本的には「審査なし」でお金を借りることは難しいといえます。また、いずれの場合も細かな条件や注意点があるため、特別な事情がない限り、「お金を借りたい」と考えている方にはカードローン(もしくはクレジットカードのキャッシング機能)がおすすめです。
初めての方はオリコ「CREST」がおすすめ
カードローンを初めて利用する方には、オリコの「CREST」がおすすめです。満20歳以上で安定した収入がある方であればお申込みいただけます。
来店不要・Web完結でお申込みができる手軽さ、2つの返済プランから選択可能できる柔軟性、カード発行と同時に借入できる点などがCRESTの魅力です。旅行や医療費・生活費など、さまざまな用途に利用できます。また、年会費無料でご利用いただけるので、初めての方にも安心です。
個人事業主も利用できる
まとめ
審査は法律にもとづいて必ず実施されるため「審査なし」で借りられるカードローンは存在しません。ご自身の状況や、ご希望されるサービスのお申込条件などをしっかりと確認し、自分に適したものを利用しましょう。
オリコでは、年会費無料で発行できるカードローン「CREST」をご用意しています。詳しくは以下のページで紹介していますので、カードローンを検討中の方はぜひチェックしてみてください。
監修者プロフィール:飯田 道子(いいだ みちこ)
ファイナンシャルプランナー(CFP)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、海外生活ジャーナリスト。ファイナンシャルプランニングオフィスParadise Wave(パラダイスウエーブ)代表。
静岡銀行勤務を経て、1996年FP資格を取得。独立系FPの草分けとして公的機関での相談業務や大学での学生向けセミナーなどに従事。併せてマネー誌への執筆、新聞連載などを開始、現在のFP相談業務やセミナー講師、執筆活動の礎を築く。証券外務員Ⅱ種、宅地建物取引士、整理収納アドバイザー1級ほか多数の資格も保有。日本FP(ファイナンシャル・プランナーズ)協会会員所属。

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※弊社が監修を依頼した外部のファイナンシャルプランナーです。記事中の意見や見解は、監修者によるものであり、弊社の公式な意見や立場を表明するものではありません。
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