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クレジットカードのセキュリティコードってなに?

なるほど豆知識 クレジットカードのセキュリティコードってなに?

記事公開日:2020年04月27日
最終更新日:2021年09月09日

ネットショッピングでクレジット決済を行う際にセキュリティコードの入力が求められますが、このコードの役割をご存知でしょうか?セキュリティコードには第三者の不正利用を防ぐ大切な役割があります。今回はクレジットカードのセキュリティコードとカードにセキュリティ対策が求められる背景について説明します。

クレジットカードのセキュリティコードとは

セキュリティコードは、クレジットカードの裏面または表面に記載された3桁もしくは4桁の番号のことで、カードを所有していない第三者による「なりすまし決済」等の不正利用を防止するためのコードになります。

ネットショッピングでクレジット決済をするとき、カード番号や有効期限とは別に、セキュリティコードの入力が求められます。以前はカードの表面に記載されているカード番号、氏名、有効期限を入力するだけで決済を完了させることができましたが、カード情報の一部を使った不正利用が増えたことから、その防止策としてカードが手元にある人のみが使用できるようにセキュリティコードが設定されるようになりました。

カード裏面

クレジットカードのブランドごとのセキュリティコードの記載について

セキュリティコードの記載は、表面か裏面か、または3桁か4桁かなど、クレジットカードに掲示されるカードブランドによって違います。自分が所有するカードを見ると分かりますが、オリコカードなどカード会社名とは別に、Mastercard(マスターカード)、Visa(ビザ)、American Express(アメリカン・エクスプレス)などのカードブランドのロゴマークが記載されています。カードブランドごとの記載は、以下のとおりになります。

  • Mastercard(マスターカード)… 裏面・3桁
  • Visa(ビザ)… 裏面・3桁
  • JCB(ジェーシービー)… 裏面・3桁
  • Diners Club(ダイナースクラブ)… 裏面・3桁
  • American Express(アメリカン・エキスプレス)… 表面・4桁

PINコードとは?セキュリティコードとは異なる?

PINコードとセキュリティコードとは異なります。PINコードとは、店舗でクレジットカード払いをした際に入力する暗証番号のことです。

一方、セキュリティコードはネットショッピングでクレジットカード払いにする際に使用するコードのことです。「コード」という言葉で混同してしまう方もいるかと思いますが、セキュリティコードとPINコードは異なるものと覚えておいてください。

セキュリティコードができた背景

セキュリティコードができた背景は、急増するクレジットカードの不正利用の防止が挙げられます。セキュリティコードは、クレジットカードに関する犯罪の中でも、近年急増するスキミングを防ぐ有効な手段とされています。スキミングとは、クレジットカードに記録されている情報を盗み、全く同じ偽造カードを作って不正利用する犯罪のことです。カード自体が盗まれる訳でないため、自分が被害に遭ったことに気づきにくく、請求書の金額を見て、その金額の多さに驚くケースがほとんどです。
そこでスキミングのような不正利用を防ぐためにできたのがセキュリティコードでした。セキュリティコードはクレジットカードの磁気情報には含まれておらず、スキマーでも読み取ることができないため、カードの不正利用を防ぐことができるのです。
ただし、クレジットカード自体を盗まれてしまった場合は、セキュリティコードも知られてしまい、不正利用を防げなくなるため、クレジットカードの盗難や紛失には十分注意してください。

スキミング

セキュリティコードを狙ったフィッシング詐欺も多発しているため注意

ネットショッピングもカードの不正利用を防ぐため、セキュリティコードの入力を必須にしていますが、インターネット上でセキュリティコードを狙うフィッシング詐欺も増えています。フィッシング詐欺とは、金融機関やクレジットカード会社に見せかけた偽りのメールを不特定多数に送信し、メール内に添付した偽サイトに誘導し、個人情報を入力させるネット詐欺のことです。最近ではフィッシング詐欺の手口も巧妙さを増しているので、ネットを利用中で次のような場面に遭遇したら、セキュリティコードを入力してはいけません。

  • ネットショッピングの支払い画面やカード会社のマイページログイン画面以外で、セキュリティコードの入力を求められたとき
  • 怪しげなサイトの支払い画面に遭遇したとき(日本語表記の誤りや不自然なドメイン名など特徴があります)
  • 身に覚えのない二段階認証メールが送られてきたとき

フィッシング

セキュリティコードの管理には十分注意をしましょう

セキュリティコードを他人に教えたり、コードを忘れないようにとメモ書きしたり、スマートフォンで撮影して保存したりすることは、第三者に情報が漏えいするリスクがあるため危険です。
セキュリティコードは、クレジットカードの第三者による不正利用を防ぐための大切なコードのため取扱いは慎重に行いましょう。また、セキュリティコードを狙ったネット詐欺にも横行しているため、カード自体の管理にも十分に気を付けて利用してください。

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